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ホーム > 健康・福祉 > 健康・医療 > 感染症・医療関連情報 > 感染症に関する情報 > 伝染性紅斑(リンゴ病)について
更新日:2015年7月10日
かぜのような症状のあと、ほおなどに赤い発疹が出る「伝染性紅斑」いわゆるリンゴ病が全国的に流行しています。感染にご注意ください。
伝染性紅斑の患者の約71%は、6歳以下の小児となっています。予防には、手洗い、うがい、咳エチケットが有効です。
伝染性紅斑は、パルボウイルスB19を病原体とする感染症です。皮膚の発疹を主症状とし、両頬がリンゴのように赤くなることから別称「リンゴ病」とも呼ばれます。
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる感染(飛まつ感染)、あるいは、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。
約10日(4~20日)の潜伏期間の後、両頬に境界鮮明な紅い発疹が現れます。続いて体や手・足に網目状の発疹が拡がりますが、これらの発疹は、通常1週間程度で消失します。
多くの場合、頬に発疹が出現する7~10日前に微熱や風邪のような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。発疹が現れる時期にはウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失します。
妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じることがあります。
特別な治療方法はなく、症状に応じた対症療法がおこなわれます。
予防接種はありません。予防には、手洗い、うがい、咳エチケットが有効です。
保育園や学校など周囲で患者発生が見られる場合、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、できるだけ患者との接触を避けるよう注意が必要です。
1.咳が続くときはマスクをつける
2.咳やくしゃみの際にはティッシュなどで口や鼻を押さえる
3.咳やくしゃみがほかの人に直接かからないようにする
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