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更新日:2023年6月5日
令和元年12月に中国湖北省武漢市において発生が報告された新型コロナウイルス感染症は、令和2年1月日本国内でも検知されました。その後世界各国において感染が急拡大し、3年以上経った現在もなお終息の見通しは立っていません。令和5年5月8日から感染法上の位置づけが「5類」になりましたが、感染力は依然として高いため陽性が確認された場合は外出を控えることや、陽性時外出される場合はマスクの着用、少しでも体調が思わしくない場合は高齢者や重症のリスクが高い人との接触は控えるなど引き続き身近でできる感染対策を心がけましょう。
コロナウイルスとは、人や動物の間で広く感染を引き起こすウイルスで、感染すると主に発熱や咳などの呼吸器症状が見られます。人に感染するコロナウイルスはこれまでに6種類確認されていて、いわゆるカゼの10~15%がこのうちの4種類のコロナウイルスによるものです。残りの2種類は、もともと動物に感染していたコロナウイルスが変異して人に感染するようになったもので、これが重症化傾向のある重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)になります。新型コロナウイルスは、これらに続いて、人に感染することが確認された7つ目のコロナウイルスになります。
新型コロナウイルスが人から人へ移る感染経路には、飛沫感染と接触感染の2つのルートが考えられています。飛沫感染というのは、咳やくしゃみなどによって飛び散ったしぶきの中に含まれているウイルスを口や鼻から吸い込むことによって感染するもので、満員電車など近距離で接する機会の多い場所で発生しやすくなります。一方の接触感染については、感染者が咳やくしゃみを手で押さえたあとに、その手でドアノブやスイッチなどに触れたりすると、そこにウイルスが付着して、その場所を他の人が触って、その手で鼻や口、目に触れることで、粘膜からウイルスが体内に入って感染するものです。新型コロナウイルスについては、今のところ空気感染は認められていないので、道端ですれ違ったり、あいさつをしたりする程度では、感染は起こりにくいと考えられています。
手洗いをこまめに行うことと、マスクがない状態で咳をする場合には、ティッシュやハンカチなどで口や鼻を覆うようにする、いわゆる「咳エチケット」を守ることが大切です。そのほかにも、部屋のドアノブや照明のスイッチなど、手指がよく触れる場所を、アルコールを含んだティッシュなどでふき取り消毒をしたり、日中は部屋の窓や扉を2~3時間おきに開けて換気したりすることも有効な予防法の一つになります。
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