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更新日:2022年2月1日
立川市では市にゆかりのある選手として、リオデジャネイロオリンピック近代五種競技に続き、東京2020オリンピックにも出場した髙宮(旧姓・朝長)なつ美選手を応援しました。髙宮選手は、2019年11月のアジア・オセアニア選手権大会で2位という好成績を残し、東京2020オリンピックの出場権を得ました。東京2020大会では一年間の開催延期を乗り越え、総合34位の成績をおさめました。なお、髙宮選手は東京2020大会をもって現役を引退されました。
名前 | 髙宮(旧姓・朝長)なつ美 |
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生年月日 | 平成3年8月22日 |
出身 | 埼玉県狭山市 |
所属 | 警視庁第四機動隊(立川市在勤) |
小学校から中学校までスイミングスクールにて水泳を習い、高校在学時には、陸上の中距離選手として活躍。警視庁警察官として警察学校入校時に水泳、陸上の記録が優秀なことから警察学校教官等の目に止まり、平成24年、立川警察署で勤務する傍ら近代五種選手として訓練開始。わずか2年で全日本選手権大会優勝。各種国際大会で輝かしい成績を収めました。東京2020オリンピックを最後に現役引退を表明しました。
年 | できごと |
---|---|
平成23年 | 警視庁警察学校入校 |
平成24年 | 近代五種競技訓練開始 |
平成25年 | 第53回近代五種全日本選手権大会 準優勝 |
平成26年 | 第54回近代五種全日本選手権大会 優勝 |
平成27年 |
第16回近代五種東京都選手権大会 優勝 リオオリンピックアジア大陸予選 第6位(アジア勢5位でリオオリンピック出場権獲得) 第55回近代五種全日本選手権大会 優勝 2015世界選手権大会 第10位 |
平成28年 |
2016近代五種ワールドカップ 第6位(日本人歴代最高順位) リオデジャネイロ2016オリンピック大会 第12位(日本人歴代最高順位) |
平成30年 | 第18回アジア競技大会 第5位 |
令和元年 |
2019近代五種ワールドカップ 第10位 近代五種アジア・オセアニア選手権大会 第2位(東京2020オリンピック出場権獲得) |
令和3年 | 東京2020オリンピック競技大会 第34位 |
立川市の皆様、このたびは東京2020オリンピック競技大会出場に際し、たくさんのメッセージをいただきまして、誠にありがとうございました。結果は目標には遠く及ばず34位でしたが、皆様の温かいメッセージがとても心に響き、最後まで走りぬくことができました。私の近代五種人生は、そのほとんどを立川市で過ごさせていただきました。立川市は私にとってたくさんの思い出がつまった、とても大切なまちです。いつまでも立川市のご発展と、立川市の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。今まで温かく応援してくださり、本当にありがとうございました。
市ではかつて市内在住、現在は市内在勤のオリンピアンとして髙宮選手のご活躍を応援してきました。髙宮選手からも市とのかかわりを大切にしていただき、様々な事業にご協力いただきました。
平成28年7月21日、リオデジャネイロオリンピックに出場する髙宮選手を激励するため立川市役所で壮行会を開催しました。
市長より「ぜひメダルを取っていただき、立川の子どもたちに披露していただきたい。子どもたちの未来に大きな希望を与えてほしい。」との激励がありました。
また、立川第九中学校生徒の皆さんからは、たくさんの気持ちが詰まった応援メッセージビデオ、メッセージパネルを作成いただきました。当日は学校代表として生徒会の生徒6名が参加。高宮選手に花束とメッセージ集を贈りました。
髙宮選手からは「立川市民を代表して出場できることを誇りに思います。メダルを目指して全力で頑張ります。」との熱い決意表明をいただきました。
最後に、壮行会参加者や市民の方、市職員が一体となって拍手と応援フラッグでエールを贈りました!!
リオオリンピックで近代五種日本人過去最高順位の13位(のちに上位選手の失格により12位へ繰り上がりました)となった髙宮なつ美選手が、大会結果の報告のため、平成28年9月12日に市長を表敬訪問しました。
髙宮選手は「夢の舞台で頑張れたのも皆様の声援のおかげです。2020年の東京大会では金メダルを目指したい。」と今後の意気込みを語ってくれました。
高宮選手と市長
リオデジャネイロオリンピックに出場した髙宮選手に対し、平成28年11月3日に教育委員会表彰、平成28年12月1日に市民表彰を行いました。
教育委員会表彰を受けた高宮選手
平成29年1月17日に、髙宮選手が立川第九中学校を訪問し、講演を行いました。講演では近代五種競技を始めたきっかけ、オリンピックの体験談、家族や周りへ感謝することの大切さをお話しいただきました。
また、近代五種競技の種目である射撃(レーザーピストル)を高宮選手が実演した後、生徒・先生が実際に体験し、近代五種競技の難しさをあらためて実感しました。
最後に応援してくれた生徒たちに感謝の気持ちとして、高宮選手からリオデジャネイロオリンピックの記念皿を寄贈いただき、記念撮影のあと、生徒たち全員で髙宮選手をお見送りしました。
立川第九中学校は東京都オリンピック・パラリンピック教育推進の重点校であり、立川市にゆかりのある髙宮選手を取り上げ学習を進めてきました。特に、リオオリンピックに向けた壮行会では応援メッセージビデオやパネルも作成し、髙宮選手の応援にも積極的に取り組んできました。
令和3年4月7日(水曜日)から16日(金曜日)にかけて、高宮選手の応援展示を、立川市役所1階多目的プラザで実施しました。会場では、競技写真パネル展示のほか、新型コロナウイルス感染症で厳しい状況の中、東京2020大会へ向けて努力を続ける高宮選手を応援するため、メッセージカードを募り、多くの方々から応援メッセージをいただきました。
オリンピック開会に先立ち、髙宮選手への応援メッセージ動画を作成しました。
動画には髙宮選手と交流のある市内の小中学校や、令和3年4月に髙宮選手の応援展示に来場された市民の方にもご参加いただいています。ぜひご覧ください。
髙宮選手応援メッセージ動画(別ウィンドウでYouTube立川市動画チャンネルへリンク)
大会が延期されて1年間、コロナ禍にも負けず、練習に取り組んできた選手達。オリンピックという大舞台で、これまでの練習の成果を思う存分発揮し、楽しんでパフォーマンスできるように、大会に出場する市ゆかりの選手に必勝祈願の「だるま」を贈りました。髙宮選手からはだるまの目入れの様子の写真をいただきました。
令和3年11月3日、東京2020オリンピック競技大会に出場した髙宮選手に対し、教育委員会表彰を行いました。
近代五種とは、フェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃、ランニング)を1日で行い、得点化して競う競技です。
イメージ画像 | |||||
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種目名 |
フェンシング |
水泳 |
馬術 |
射撃 |
ランニング |
近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵が、古代ギリシアで行われていた五種競技(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)になぞらえ、近代五種として競技化を提案したのが始まりと言われ、この「古代」五種競技に対して「近代」という言葉がつけられています。
ヨーロッパにおいては非常に人気があり、王族・貴族のスポーツとも呼ばれ、クーベルタン男爵はこの「近代五種」をスポーツの華と評したとも言われます。1912年ストックホルム大会で正式競技となり、2000年シドニー大会からは女子種目も加わりました。
1人の選手が1日に5種類の競技をこなす「近代五種」競技は、体力的にも精神的にも非常に過酷な複合スポーツです。
フェンシングは動と静の中の一瞬の瞬発力が求められ、馬術は馬とのコンビネーションをはかりながら様々な障害を乗り越えていきます。また、水泳は躍動する瞬発力と持久力が求められます。そして、最後のレーザーランはランニングから静止する射撃へと動から静への自制力、持久力、そして集中力が求められます。
近代五種は、「心」「技」「体」が揃ってこそこなせる競技といえます。
各種目には卓越した能力が求められると同時に、静と動が混同する全く異なる種目の流れの中では、各選手にとっても得意・不得意とする種目があります。1つ1つの勝負の中で順位が入れ替わるデッドヒートは、一瞬たりとも見逃せません。
エペによる1分間一本勝負の総当たり戦で行います。
勝率70パーセントを250点とし、1勝あたり6点得点が増減します。
エペとは、決闘を模範にした競技です。
長さ110cm以下(剣身90cm以下)、重さ770g以下の剣を使います。
有効面は頭からつま先までの全身で、これは「相手の血を流せば勝ち」という決闘そのもののルールを受け継いでいます。
200メートル自由形のタイムレース。
100分の1秒まで計時します。
男女共に2分30秒を250点とし、1秒あたり2点、得点が増減します。
貸与馬による障害飛越競技です。
騎乗馬は抽選により決定します。
12障害15飛越(ダブル、トリプル障害を含む)で行われ、高さは最高で120cm、300点満点からの減点方式です。
フェンシング、水泳、馬術の合計点の得点差を、1点=1秒とし、上位の選手からタイム差でスタート、射撃とランニングを交互に4回行います。射撃はレーザーピストルを使用し、的に5回命中させます。ランニングは、ラン800m×4回行います。ゴールした順番が最終順位となります。
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