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ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > コラム「消費者の目」 > クリーニングトラブル防止に受け取り時にはきちんと確認!(令和2年2月25日号)
更新日:2020年2月25日
「3か月前、礼服をクリーニングに出し、1か月後に受け取りそのまま保管しました。法事のため取り出して着ようとしたところ、まだらに色があせていました。店舗に苦情を申し出ましたが、店の決まりで1か月以上たっているので補償できないと言われました」という相談がありました。
クリーニングに関する相談では、紛失、シミ、変色、付属品の破損等、さまざまな苦情が寄せられます。そのためクリーニング業界では独自の「事故賠償基準」を定めており、使用年数や使用状況などによって賠償金額が算定されます。この基準は業界団体に加盟している店舗に適用されます。今回の店舗は団体に加盟しておらず、「引き渡し1か月経過したら補償対応ができない」となっていました。事故賠償基準では、「クリーニング品の引き渡し後半年間」とあります。期間内であると考えられることを伝え、交渉するよう助言しました。
預ける前に利用する店舗のルールをきちんと説明を受けることが大事です。仕上がり日を過ぎたら早めに受け取り、帰宅後は袋から出し仕上がりに問題はないか確認しましょう。クリーニング品にかかっているビニール袋は、保管用ではないので必ず外しましょう。
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