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ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > コラム「消費者の目」 > トイレのつまりで思わぬ高額請求に。ご注意を!(令和3年1月25日号)
更新日:2021年1月25日
「夜間にトイレがつまったため、水道工事業者をインターネットで検索し、上位に表示された「1,000円から修理可能」とうたう事業者に電話で申し込みました。30分程度で2人の作業員が到着し、高圧洗浄や薬剤を投与してもつまりは解消しませんでした。便器を外してつまりをとる工事が必要だと言われ、やむを得ず了承したら25万円を請求されました。その後冷静になって考えると高額すぎると思いました。すでに支払った3万円以上は払いたくありません」という相談を受けました。事業者は「いま直さないと大変なことになる」などと言って契約を急がせたといいます。
水道工事業者の広告では24時間いつでもかけつけるというサービスを見かけます。確かに便利なサービスですが、「工事や便器交換が必要」などと言われ、強引に契約を迫られて高額な請求を受けた、との相談が寄せられています。提示額を了承して契約が成立すると、作業後に減額を求めても認められないことがあります。「見積もり無料」「24時間対応」等の宣伝文句をうのみにせず、作業前に原因や作業内容、費用の十分な説明を書面で求め、納得がいかない場合はすぐに契約に応じずに、慎重に判断しましょう。
一般的にトイレのつまりは市販のラバーカップで解消するといわれています。日頃からラバーカップや発泡剤などの薬剤を備えておいたり、水回りの修理業者については市の指定下水道工事店の情報を集めておくとよいでしょう。ただし指定下水道工事店でも個人の契約に対応するかどうかを確認する必要がありますので注意してください。賃貸住宅に入居している場合は、まず管理会社かオーナーへ相談してみましょう。
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