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ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > コラム「消費者の目」 > 「電話をアナログ回線に戻しませんか」という電話勧誘にご注意!(電話勧誘販売)(令和3年9月25日号)
更新日:2021年9月25日
消費生活センターに次のような相談が寄せられました。
契約中の大手電話会社の関連会社を名乗る事業者から、「今、インターネットを利用していますか」と電話がありました。「以前息子が利用していたが、現在は誰も利用していない」と伝えたところ、「電話をアナログ回線に戻せば、インターネットの料金が不要になるので毎月の電話代が安くなります」と言われました。安くなるならと契約をしましたが、後日届いた契約書を見ると、聞いたことがない事業者と「生活相談サポートサービス」を契約したとして、毎月5,000円を支払うことになっていました。また、契約中の電話会社には自分で手続きをするように、と書かれていました。不審に思い、契約中の電話会社に問い合わせたところ、全く関係のない事業者と分かったため、契約を破棄したいという内容でした。
インターネットの普及とともに、最近は光回線を使用した電話を利用する家庭が多くなっています。ただ、インターネットを利用しなくなった場合、以前のアナログ回線に戻すことでインターネットの基本料金が不要となり、電話代を低く抑えられる可能性があります。これは「アナログ戻し」と呼ばれ、契約している電話会社に申し出れば手続きができます(工事費用等は別途必要、電話番号が変わる場合があります)。
今回の相談は、電話勧誘販売にあたり、契約書面を受け取ってから8日以内だったため、相談者には事業者に対して、クーリング・オフをはがきで通知するように助言しました。大手電話会社の名前を出しても、実際には全く関係のない事業者の場合があります。「安くなる」と言われても、すぐに契約せず、費用やサービス内容などをよく確認しましょう。
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