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更新日:2021年2月15日
令和2年度第3回立川市障害を理由とする差別解消推進まちづくり協議会会議概要を公開します。詳細は下記の本文、または「関連ファイル」(PDF形式)をクリックしてご覧ください。
令和3年1月25日(月曜日)午後1時30分~午後2時30分
立川市役所本庁舎101会議室
[事務局説明]
前回報告以降に受付・対応を行った特定相談について、調査中だった1件、新規受付の1件、計2件を報告。どちらも交通機関(バス)の利用にあたっての相談。バス会社と連絡を取り、事実確認を行った。改めて社内啓発や改善に努めていただくよう依頼。理解をいただいた。
[質疑・意見等]特になし
[決定事項]報告のみ、異議なし
[事務局説明]
都では平成30年度に条例が策定されたこともあり、平成29年度118件だった差別に関する相談が、平成30年度307件、令和元年度363件と大きく件数が増えてきている。障害者差別に該当しない要望や、個人間のトラブルも含めてある程度柔軟に相談受付・集計されており、広域的な相談窓口として活用されている。都の施策推進協議会で紹介された、いくつかの相談事例を紹介する。
当事者からの相談以外に、事業者や関係機関から合理的配慮の考え方や手法等についての助言依頼にも対応している。また、市で受け付けた相談についても、規模の大きなケースや複数自治体に跨る広域的なケースで、都に助言を求めることができる体制になっている。
[質疑・意見等]
・交通機関での事例について。先ほどの市の相談事例にもあったが、頻繁に起こっているよう感じている。バス会社や個人の問題として考えるだけでは難しい。他の乗客の無言の圧力なども推察され、乗務員も対応に苦慮しているのではないか。第三者の乗客への啓発も含めて、都の権利擁護センターと情報共有・連携し、全域的な課題として考えていく必要があるのではないか。
→都の資料では、令和元年度の交通機関での相談は25件(7%)。相談に至る件数として極端に多いわけではないが、共通する課題はあるものと思われる。
→バスの運転手が障害のある方の支援をする際に、最初から最後まで無言で作業的に対応しているような印象を受けるケースを目にする。トラブルに至る前に、本人や周囲へのちょっとした心配り・声掛けの雰囲気がお互いに出来てくると変わってくるのではないか。
・事例紹介の中で、当事者への説明として「混雑していたから」「通路が狭くなるから」「配慮のための準備が必要だから」といった言葉が出てくる。文字情報だけではわからない部分もあるが、言い訳的な説明をしてしまっている実態もあるのではないか。障害のある方以外にも同じ対応をするのか、はじめから特別な手間をかける必要があると決めつけてはいないか。まず受け入れの発想が持てているか、考えていく必要がある。
[決定事項]報告・意見交換のみ、異議なし
[事務局説明]
○条例ガイドブック
引き続き作成、配布を予定している。
○交流コラボアート
今年度はコロナ禍の影響で中止。来年度も2回実施の方向で予算要求しているが、実施できるかどうかは別途検討が必要。
○市民啓発事業
“障害のある人もない人も暮らしやすい立川を考える会”への委託事業。コロナ禍の影響を考慮し、来年度は人を集めない形で実施できる啓発として動画作成・配信を検討している。
○ヘルプマーク配布
市内4か所で昨年度582個配布。継続配布に向け、今年度2,000個を追加作成した。
○いきいきたちかわ出前講座
今年度1件実施済み。年度中にもう1件、実施の予約が入っている。来年度も感染防止対策を取りながら、可能な範囲で実施していく。
[質疑・意見等]
・啓発動画について。長谷川副会長や民間の映像専門の方の協力を受け、市役所の待合ロビーや、学校、保育園などで上映できるような動画を目指し検討している。広くアピールするために、いわゆる教材的な内容ではなく、特に若い世代に見てもらえるようなものになるようにしたい。まだまだ悪戦苦闘している段階だが、良いものになるよう期待している。
・差別的な対応や合理的配慮の不足について、必ずしも市民や事業者に悪意があるわけではなく、考え方が文化として根付いていない。そうした気持ちの部分に対して訴える作品にしたいが、軽すぎても逆効果である。何かご意見などあれば長谷川副会長か野々委員に連絡いただきたい。
[決定事項]報告のみ、異議なし
1.作業部会委員について
[事務局説明]
候補者の選考について、会長副会長と事務局に一任いただいていた。5名の方を候補として内諾いただいている。ご意見あれば頂戴したい。
→作業部会委員候補:吉川会長、長谷川副会長、野々委員、小澤(真)委員、奥山委員
[質疑・意見等]特になし
[決定事項]作業部会委員について、5名承認・決定する
2.障害者差別解消法の見直し検討について
3.東京都及び都内自治体の条例について
4.市条例の見直し検討項目について
[事務局説明]
○国の差別解消法見直しの論点
・差別の定義・概念について
・事業者による合理的配慮の提供について
・相談・紛争解決の体制整備について
・障害者差別解消支援地域協議会について
○都や近隣自治体の条例について
ポイントになりそうな項目について、比較できる一覧にまとめた。これらを踏まえ、見直しの要否・検討すべき項目など、事前に意見等あれば頂戴したい。
[質疑・意見等]特になし
[決定事項]本日は情報共有のみ、追加の質問や意見があれば後日事務局へ
1.歯科診療に関するアンケート報告について
[野々委員より報告]
“障害のある人もない人も暮らしやすい立川を考える会”として、障害のある人の歯科診療について一昨年アンケートを行った。調査件数として多いわけではないが、課題がある一方で様々な配慮をいただいている状況もわかった。歯科医師会のホームページで、加盟している病院の障害者歯科治療の可否を見ることはできるが、障害といっても範囲は広く、実際にどのような配慮がされているか、市や関係機関に情報が集約されてくると安心につながるのではないかと思い、参考に共有させていただいた。
[質疑・意見等]
・調査対象と調査期間を確認したい。
→考える会のメンバーを対象にアンケートを取った。調査期間は2019年7~9月。
[決定事項]報告のみ、異議なし
2.令和3年度の協議会スケジュールについて
・現時点では通常通り、年度中3回の開催を予定している。
・会場確保の都合もあり、事務局で候補日を設定した。基本的にはこの日程で開催したい。
(第1回)令和3年5月20日(木曜日)
(第2回)令和3年10月4日(月曜日)
(第3回)令和4年2月7日(月曜日)※いずれも13時30分~15時30分
→当日参加者からは異議なし。スケジュールを確保いただくこととする。
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