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更新日:2021年11月15日

立川市障害者施策推進委員会会議概要(令和3年度第2回)

令3年度第2回立川市障害者施策推進委員会会議概要を公開します。詳細は下記の本文、または「関連ファイル」(PDF形式)をクリックしてご覧ください。

令和3年度第2回立川市障害者施策推進委員会

開催日時

令和3年10月19日(火曜日)午前10時~午前11時半

開催場所

立川市役所本庁舎208・209会議室

議事案件

  1. 第5期障害福祉計画・第1期障害児福祉計画の進捗管理について
  2. 第6次障害者計画の取組について
  3. 立川市自立支援協議会について(報告)
  4. 市条例の見直しの検討について(報告)
  5. 障害に関する理解促進のための周知啓発について(報告)
  6. その他連絡事項等

議事内容

開会

第5期障害福祉計画・第1期障害児福祉計画の進捗管理について

[事務局説明]
PDCAサイクル評価・改善管理シートに施策推進委員会意見(案)、自立支援協議会意見(案)、市の改善策(案)を反映させた。内容等について意見・質問があれば頂戴したい。本委員会では施策推進委員会意見(案)について確定させるが、市の改善策(案)の部分については10月26日まで意見等を受け付ける。

[質疑・意見等]特になし。
[決定事項]施策推進委員会意見(案)について、確定とする。管理シート完成後、HP等で公開する。

第6次障害者計画の取組について

[事務局説明]
計画に係る障害福祉課・関連各課の取組状況を資料にまとめた。事前に委員から頂戴した意見等について説明した後、追加の意見等を頂戴する。
施策1(1)障害理解の促進、早期教育について。対象が小学4年生・中学1年生に限定されていないか。条例啓発ガイドブックの配布対象を幼稚園・保育所・職員保護者等に広げてはどうか。
→条例策定時に教育委員会と調整し、ある程度の発達・学習段階に到達している小学4年生を対象とした学習副教材としてガイドブックを作成した。実際には4年生に限らず、各校の教育計画の中で5~6年生と継続して活用してもらいたいと声掛けしている。配布校の教職員へは配っているが、内容としては小学校中学年以上の児童を対象に想定している。中学1年生には障害を持った方への支援の意思表示をする「オ・ト・モ・ダ・チ・カード」を配布しており、これをきっかけの一つとして各校で理解教育等を進めてもらうよう依頼している。
施策1(2)・施策4(3)「判断能力が不十分な」「判断能力が十分でない」といった表現は適切か。
→法令上の表現だと「事理弁識能力を欠く」等でわかりにくい。他に良い表現があれば変更は可能だが、一般的に使用されている表現の範囲内と判断し、今回はこのまま採用する。
施策4(1)・施策4(2)福祉人材の確保等について。都への予算要望の内容、獲得した場合の具体的な考えを知りたい。
→26市の障害担当課長会を通じて多くの要望を取りまとめ、提出している。例えば研修の回数や規模の拡大、人材確保のための施策を対象とした補助制度の創設、障害福祉サービス報酬単価の引き上げ等。都で予算計上された場合は都の実施事業や補助制度が拡大するという形になると思われる。
施策4(6)地域とのつながりについて。保育園で知的・発達障害の診断を受けた成人男性をボランティアで受け入れている(事例の紹介)。
施策5(1)早期発見・早期支援について。5歳児健診の事業を展開できないか。
→所管は健康推進課。現行計画で5歳児健診は想定していないが、3歳児健診でつながった家庭について関連各課と連携して動くなど対応するため、随時相談してほしいとのこと。
施策5(1)発達支援検討部会(児童発達支援センター)等の具体的な検討内容を知りたい。
→所管は子ども家庭支援センター。現在検討段階のため公開できる内容のみとなるが、令和7年度の設置を目指し、「相談」「療育」「家族支援」「地域支援」の4つの事業を柱に検討している。
施策5(2)放課後等デイサービスの市内事業所件数を知りたい。
→R3.9.1時点で19件(東京都サービス情報より)が市内で事業実施している。
施策8(4)新聞記事録音の具体的内容を知りたい。
→所管は図書館。朝日新聞の2~3日分の一面記事を中心に60分のデイジー図書に編集している。希望者は中央図書館へ申し込めば郵送で貸出を受けることができる。登録音訳者の世代交代が進んでおり、事業継続のためにも音訳者の育成・引継ぎに取り組んでいるところ。

[質疑・意見等]
施策1(1)障害理解の促進について。条例ガイドブックの配布を中学校に広げてはどうか。また、教員向け講習の実施などは行っているか。ガイドブックは誰でも手に入るのか。
→小学校での総合的な学習や道徳を想定した副教材であり、中学校までは想定していない。研修については各校へアンケートを取り、それぞれ実施していることが確認できている。ガイドブック作成に当たって、主に学校への配布として許諾を取っている内容もあり、今のところ自由に配布するような形は想定していない。
・可能であれば幼稚園保育園の教員だけでも、配布してもらえると活用できるように思う。
・4年生からでは遅いのではないか。もっと低学年向けの簡単なものがあってもよいのではないか。
→条例策定、ガイドブック配布から数年経過したところ。冊子以外の形態も含めて、今後検討する必要はあると考えている。
・学習も重要だが、低学年ほど「体験」の効果が大きい。当事者団体として小学校などへ訪問することもある。障害を自然に感じる機会を作っていけると良いのではないか。
・障害児の親の立場として、子を「体験」のため連れていき、逆に差別的な言葉や態度を浴びせられ、辛く感じたこともある。教職員など周囲の十分な障害理解が不可欠であるという視点は忘れないでほしい。
施策1(4)障害者虐待の防止について。コロナ禍以降、全国的に虐待や自殺の件数が増えている。計画策定時と社会情勢が大きく変化した。感染予防のために社会参加の機会が減り、家族トラブルや本人の落ち込みが多くあったものと思う。分散通所やSNS活用など新たな方法に効果を感じた。行政には引き続き重点課題として取り組んでほしい。
→市でも虐待防止のため、事業者とのオンライン研修会など実施を初めたところだが、やはり新しいツールの活用には遅れがちである。情報を頂戴しながら、課をまたいで各種施策に活用したい。
施策4(1)福祉人材の確保について。要望内容をもう少し具体的に説明してほしい。
→市が人材確保のための施策を行う場合の補助制度創設の要望や、各種事業所へのサービス報酬単価の引き上げ等。立川市に限らない課題であり、課長会を通じて継続して要望していく。
・厚労省は処遇改善を進めるというが実態は不明確。賃金の問題も大きいが、それだけで解決する問題でもない。介護業務の魅力・やりがいについて、介護をする職員・受ける障害者・事業者のそれぞれの問題が複雑に絡み合っている。もっと議論を深め、都や国に要望していかないと、人材確保の問題は解決しないのではないか。
→本委員会は市の計画策定や進捗管理が中心となる。問題意識を共有し、計画の中に反映していくことは可能であるが、直接的な要望の場ではないことは理解いただきたい。
・本委員会の位置づけは承知するが、市や委員会として改めて人材確保について深刻な問題として捉えてもらいたい。
施策4(6)地域とのつながりについて。立川市社会福祉法人地域貢献活動推進ネットワーク「若者や障害のある方の就労等を視野に入れた活動支援」の取組について説明してほしい。
→生活困窮の方や障害のある方などを対象に、モデルケースとして施設で受け入れ、就労訓練等ができないか検討している。今年度ないし来年度に向けた取組で、詳細はこれから詰めていくところ。
施策5(1)児童発達支援センターについて。今後のスケジュールなどはわかるか。
→今のところ先の説明以上の情報はない。今後お伝えできる内容が増えれば随時共有していく。

[決定事項]各課の取組状況について確認した。異議なし。

立川市自立支援協議会について(報告)

[事務局説明]
現在、担当が議事録を作成している。次回委員会で配布予定。

[質疑・意見等]特になし。
[決定事項]報告のみ、異議なし。

市条例の見直しの検討について(報告)

[事務局説明]
障害を理由とする差別解消推進まちづくり協議会の作業部会において検討が進められている。現在、条例改正の方向で進んでいるのは2点。1点目は差別解消法の改正に伴う「事業所の合理的配慮の義務化」に合わせた表現修正。「講ずるよう努めるものとする→講ずるものとする」など。2点目は「あっせんの申立てができない場合」の規定の追加。既存の3つの規定に加えて「障害者雇用促進法」によって解決できる場合の規定を加える(都条例等に同様の規定あり)。

[質疑・意見等]
・検討状況について資料等はあるか。
→近日中にまちづくり協議会の議事概要が公開される予定である。そちらを確認いただきたい。
[決定事項]報告のみ、異議なし

 

障害に関する理解促進のための周知啓発ついて(報告)

[事務局説明]
コロナ禍による感染予防対策の中での啓発事業として啓発動画「バリアフルライフ」を作成しており、完成間近となっている。今後、関係者試写会や障害者週間での上映会などを予定している。

[質疑・意見等]特になし。
[決定事項]報告のみ、異議なし。

その他連絡事項等

[事務局説明]
・次回は令和4年2月1日、101会議室を予定している。スケジュールを確認いただきたい。
・来年度、本委員会の委員改選となる。2月広報にて市民委員(3名以内)の公募を行うため、承知いただきたい。

[質疑・意見等]特になし。
[決定事項]報告のみ、異議なし。

閉会

関連ファイル

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お問い合わせ

福祉部障害福祉課障害福祉推進係

電話番号:042-523-2111(内線:1520)

ファックス:042-529-8676

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