立川市を代表するキャラクターの作者に聞く 「くるりんとウドラ」その誕生と軌跡

ページ番号1026408  更新日 2026年2月20日

写真:鳥澤安寿さんとまつおよういちさん

立川のキャラクターとしてすっかりおなじみの「くるりん」と「ウドラ」。その生みの親である鳥澤安寿さんとまつおよういちさんが待望の初対談を行いました。
ここでは、広報たちかわ令和8年2月25日号の特集記事では掲載しきれなかった鳥澤さん、まつおさんのエピソードやオフショットを中心に紹介します。

くるりん作者 鳥澤安寿/クリエイティブディレクター×
ウドラ作者 まつおよういち/グラフィックデザイナー

——お二人がこのようにしっかりと話をされるのは初めてと伺いました。

鳥澤 実はそうなんです。くるりんのお披露目式や南口モニュメントの落成式など、挨拶を交わす機会は何度かあったものの、しっかり面と向かって話をするのは今回が初めてで。

まつお そうなんですよね。南口モニュメントのセレモニーのときも、一通り終わったら鳥澤さんと話をしたいな、と思っていたら、平日だったということもあり、鳥澤さんはすでに退席されていて。やっとゆっくり話せますね(笑)。

鳥澤 さっさと帰ってしまって、本当にすみません、、!

写真:鳥澤安寿さんとまつおよういちさん
名刺交換も今回が初めて

——キャラクターを産み出すのには試行錯誤されたと思います。

鳥澤 くるりんはもともと「くるりんバス」のロゴとしてデザインしたので、体の部分はなかったんです。顔だけのデザインをキャラクター化するにあたっては、有名なウサギのキャラクターなどを参考に研究して、どうやったら自然にかわいくなるか、立川市らしさを持たせながらより多くの人に受け入れてもらえるものにできるか、いろいろ考えました。

まつお 市キャラクターへの応募は、自分から進んでやろうと思っていたものではなく妻に尻を叩かれてしぶしぶ動きました。元々キャラクターを描いたりするのが好きでしたので、やっているうちに楽しくなっていきました。まず、うどをモチーフにすることを決め、自分の子どもが好きなヒーローキャラをつくろうとしましたがうまくいかず、気分転換で入ったお風呂の中で方向転換を決めました。うどの形からどんなキャラクターに変形しそうかを考え、「おばけ」と「怪獣」で迷いましたが、街を壊すはずの怪獣が街をつくったら面白いかと思い「うどの怪獣=ウドラ」を思いつきました。

写真:鳥澤さん

画像:立川市オリジナルキャラクター投票
キャラクター投票の際の広報たちかわの記事。投票の結果、くるりんが1位(4619票)、ウドラが2位(2704票)となった

——キャラクターデザインで特にこだわった点があれば教えてください。

鳥澤 ふわふわした柔らかさを表現するために、輪郭を波型にしました。これが結構手間と時間がかかるのですが、温かみを感じていただくためには欠かせないと考えました。

まつお 特に意識したのは、「黒のシルエットにしたときに、一目で何のキャラクターかわかる」という点です。そこを特に意識して、頭の3本の「ツノ」や「ショッカク」、「シッポ」を決めていきました。特徴的な目はただ目立つ為だけでなくアルビノも表現しつつ、白地に赤丸は日本の国旗にも通じますので日本人の潜在意識的に親近感を持っていただけるかなと思って赤にしました。ウドラは初見のインパクトを出す為にちょっと不気味にした分、他の部分でなるべく可愛げが出るよう色々と工夫しています。

写真:まつおさん

——「キャラクターを制作してよかった」と感じることはありますか。 

鳥澤 行政と仕事をさせていただく中で思ったのが、「行政はこんなに幅広く私たちの生活に関わっているんだ」ということです。それまではあまり行政を身近に感じたことは少なかったのですが、くるりんのイラスト制作を通してそのことを知ることができたので、人生が豊かになったと感じています。多くの方の生活の質の向上に関わっている行政のコミュニケーションに少しでもお役に立てていることは、非常に大きなやりがいを感じるところです。

まつお 私はやっぱり、ウドラを応援してくださる方からの声が本当にうれしいです。ウドラを好きと言ってくれる方のために始めた活動がきっかけでここまで来られましたが、その気持ちは今も変わっていません。最初は人前に出ると、恥ずかしくてモジモジしているだけでしたが、今では自分からウドラの名刺を渡せるようになりましたので、イベントの際は付き人役として隣を歩いていたりします(笑)。

写真:鳥澤さんとまつおさん

——今後取り組んでみたいことはありますか。 

鳥澤 くるりんは単体のイラストが多いのですが、なんだかさみしい気がして。くるりんの家族でもいいですし、くるりんが他のキャラクターと一緒にいるイラストを描く機会をもっといただけたらすごく嬉しいです。 

まつお ウドラのグッズ販売をはじめとして、自分が思い描いていた以上のことを実現していただいたと思っていて、感謝しかないです。これからはウドラを応援してくださる方や関係者の方々への恩返しだと思っていて、その一つとして、くるりんと一緒にウドラが立川のPRに一日でも長く役立っていければと思っています。

立川市キャラクター くるりん 作者 鳥澤安寿(とりさわあんじゅ)
市内在住。クリエイティブディレクターとして活躍中
立川市公認なりそこねキャラクター ウドラ 作者 まつおよういち
市内在住。グラフィックデザイナーの経験を生かしてウドラを制作