木嶋雅史さん~にぎわいあふれるまちで、自らもにぎわいを創りだす仕掛け人~(立川食べ歩き隊隊長)

ページ番号1026306  更新日 2026年2月20日

写真:木嶋さん1

立川市では週末にもなると、大小問わずいろんなイベントが開催されています。その中で、どこに行ってもよく見かける人物がいます。一参加者として、スタッフとして、ある時は主催者としてなど、様々な顔を持つその方は、登録者数8,000人を超える※1Facebookグループ「立川食べ歩き隊」の隊長で、一般社団法人立川観光コンベンション協会※2のプロデューサーでもある木嶋雅史さん。

※1 令和7年10月時点
※2 「地域の回遊性の向上」や「賑わいの創出」を目的とした団体

立川らしいコミュニティ「立川食べ歩き隊」

「2011年頃に、都心からゆかりのある立川市に引っ越してきました。元々一人でやるよりみんなでやったほうが楽しくて効率がいい、と考えるタイプで、大学の頃から試験、就職、と助け合う仕組みを作っていたら、いつの間にか100人飲み会をするようなコミュニティになっていたりして。都心でそんな取り組みを10年くらいしていました。でも、ふとしたときに、『同じ世代だけだな』って気づいたんですよ。集まる人たちが近くに住んでいるわけでもない。遊ぶ場所と住む場所が一緒で、もっといろんな世代の人たちとの交流があるほうがいいなと思ったんです」

「立川食べ歩き隊」は10年前の2015年に発足。立川市には周辺のまちと比べて多くの飲食店があり、「おいしいお店の情報をシェアして交流し、飲食店を盛り上げる」という食べ歩き隊の活動にもってこいのまちです。

立川食べ歩き隊ロゴ

「当時市民活動支援事業の運営スタッフの一人として働いていた立川市子ども未来センターで出会った人たちを繋げていけば輪が広がっていく、と小さい飲み会を始めたことがきっかけとなりました。集まる機会があればお互いにまちの知り合いに声をかけ、グループメンバーも100人、200人と、時間をかけてその輪を広げていきました」

2020年から始まったコロナ禍では、お店では集まれない状況を逆手に取り、飲食店の店主をゲストにオンラインでトークイベントを開催するなど、飲食店とメンバーをつなぐ企画を実施。徐々に認知度が広がり、コロナ禍明けにはメンバーが劇的に増え、気づくと今のような大所帯に。創立10年を記念して開催した飲み会では、普段ではなかなか会えないようなまちの重鎮の方から、学生、市外の方までバラエティーに富んだメンバーが参加するなど、年々広がりを見せています。

「『食べ歩き』というわかりやすく親しみやすいテーマのもと、年齢や立場などの垣根を超えた付き合いができることも、多くの人が集まる魅力のひとつかなと思っています」

立川に住み続ける人の分岐点は5年

市の計画策定の市民委員も務めたことのある木嶋さん。「人のライフサイクルは常に変化しています。市民委員をしていたころに調べていたのですが、立川市に引っ越してきた人が次のまちに引っ越していくスパンは『5年以内』が多かったんです。大学生だと4年、新卒で就職して3年以内に転職するなど、人生の節目で、多くの人はこれからどこでライフステージを過ごすか考えます。子育てをしていく場所になるのか、ビジネスを展開していく拠点として選ぶのか、などですね。立川食べ歩き隊の活動を続けていく中で感じたのは、『世代を超えた多くの知り合いがいて、その人にとって居心地のいい場所を立川にそれぞれが持つことができたら、立川に住み続ける人が増えるのではないか』ということです。人生の節目を迎えたとき、次のライフステージのつながりも友人も立川ですでにできている。そんなコミュニティがあれば、立川が好きで住み続ける人が少しずつ増えていくのかも、と考えていたりします」と、自身の活動と立川のまちへの想いも語ってくれました。

立川食べ歩き隊集合写真

立川市はディープな多摩への入口のような役割を持つ

立川駅周辺には大型商業施設やオフィスビル、個性豊かな個人店も多く、都市的なにぎわいを見せる一方、駅から少し離れると公園や川、農地など緑豊かな自然であふれています。イベントも地域や商店街のお祭りから映画祭やフェスなど、多様な広がりを見せています。

「深堀りできる魅力はたくさんありますね。アニメの聖地でもあるし、広域防災基地があったりするのも立川市独特だと思います。花火大会もあるし、ホームタウンが立川のスポーツチームもいくつもある。そんなまち、あんまりないですよね。立川観光コンベンション協会で作成した立川散策カードも人気で、スポットを巡ってまち歩きをするイベントも企画中です」

写真:木嶋さん2

都心へのアクセスが便利と思っていた人がある日、くるりと向きを変え、多摩の山間部で川遊びをしたりして、アウトドアに興味を持つなどの機会を通してそれまで自分が感じていた立川の便のよさとは異なる側面に気づけたりする、と木嶋さんは言います。

「人それぞれ心地よいライフスタイルがあるし、その選択肢が多いというのは単純に楽しいですよね。やりたいことを立川で見つけていくというくらいのゆるいスタンスで、興味を持った場所にふらっと出かけてみるのをおすすめします。ぼくを見かけたらぜひ気軽に声をかけてください」

Q:「立川のまちをひとことで表すと??」

A:「ハーフ&ハーフのまち!」

まちの中心部には都会的な面があるし、少し中心部を離れると豊かな緑に触れることができます。西側の山間部にも電車一本でアクセスできるので、アウトドアも気軽に楽しめる。多様なライフスタイルのニーズに応えることができる、良いとこ取りのまちだと思います!

写真:木嶋さん3

木嶋雅史(きじま まさし)
1981年生まれ。立川市在住。立川食べ歩き隊の隊長。立川観光コンベンション協会プロデューサー。多摩と自転車と読書、そしてやったことのないことが好き。