福永紙工株式会社~「紙」の可能性を追求し続ける、立川の紙のデザイン設計加工会社~

ページ番号1028456  更新日 2026年10月9日

空気の器

私たちの生活になくてはならない「紙」と、巧みな技術、アイディアを駆使して驚くような製品を作り出す「福永紙工株式会社」。隣接された直営店舗「SUPER PAPER MARKET」は、ユニークな商品を手に取りながら、豊かな技術と遊び心を身近に感じられる空間でした。

紙製品の製造会社として多くの製品を手掛けてきた福永紙工株式会社は、1963年の創業以来移り変わる時代の中で「紙」の可能性を追求し続けています。デザイナーやアーティストとの協働プロジェクトも話題を集め、建築家・デザイナーの寺田尚樹氏とともに手がける紙製模型ブランド「テラダモケイ」や、漫画家・井上雄彦氏が描いたフォントを缶バッジにすることから始まった「イノウエバッジ店」など、多くのファンに愛されています。

「昔から変わらずクリエイターの作りたいものを作るということを心がけています。20年前に発表した製品「空気の器」は、今でも新鮮に手に取っていただくことが多いです。」と話すのは、福永紙工株式会社製品販売部企画室の佐原さん。

テラダモケイの売り場
人気商品の一つである「テラダモケイ」の売り場

 

あらゆる分野でデジタル化が進む今だからこそ、紙だからこそ実現できる「特別」を求めてクリエイターとものづくりを行なっているそうです。近年、環境保護の観点からも改めて紙の魅力に注目が集まっているのだとか。

こうした取り組みは「紙で道具をつくる」というテーマから始まりました。代表的な製品として長きに渡って愛され続けている「空気の器」は、細かな切り込みの入った紙を広げることで作る、まさに「紙ならでは」の面白さがつまった製品。広げ方次第で、お皿の形、ボウルの形、壺のようなくびれのあるシェイプ…と、さまざまな形を実現します。「海外のお客さまもすごく増えています。パッケージが薄いので持って帰りやすく、繊細な技術に日本らしさを感じるのではないでしょうか」と佐原さん。

ハニカム構造を利用することで強度と張りが生まれ、角度によって紙の表と裏、両方の色彩を楽しめるデザインも魅力的。実際に手に取れば角度によって表情を変える器の美しさや、弾力のある不思議な質感に驚かされるでしょう。

福永紙工株式会社製品販売部企画室の佐原さんの写真
福永紙工株式会社製品販売部企画室の佐原さん

SUPER PAPER MARKETは、こうした製品を手に取りながらお気に入りを見つけられる空間。「気軽に立ち寄ってほしい」という思いから、ショップのほかに展示スペースやカフェスペースも併設されています。

さらに「SUPER PRINT CLUB」として、その場で写真を撮影し、自分だけのポストカードを作れるブースも。エンボス加工されたカードには、撮影した写真とともに幾何学モチーフとカラーがランダムに配置されるので、どんなデザインに仕上がるかはお楽しみ。

その場で写真を撮影し、自分だけのポストカードを作ることができる「SUPER PRINT CLUB」の写真
自分だけのポストカードを作ることができる「SUPER PRINT CLUB」

 

営業日や営業時間は、Instagramで確認できるとのこと。ものづくりの楽しさを肌で感じたいときはもちろんのこと、ゆっくりお茶を楽しみたいときにも立ち寄れる、特別な場所になるかもしれません。

〈SUPER PAPER MARKET〉

住所:立川市錦町6-10-4

 

(市民ライター:杉森仁香)