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禁煙開始後20分から身体的な禁煙効果は出現します。例えば、血圧や脈拍が正常に戻ったり、手足の血のめぐりがよくなったりします。
継続して禁煙することで味覚が戻ってきます。
たとえば一箱500円のたばこを一日一箱吸うと、1年間に18万2500円もつかうことになります。
自分の趣味の時間、家族のために時間をつかいませんか。
禁煙開始後2~3日をピークに10~14日ころまで、禁煙の離脱症状(たばこを吸いたい欲求・眠気、だるさ・イライラ・頭痛など)が現れます。
そんなときにどんな対処をしたらたばこを吸わないでいられるかを事前に考えておくことで、吸いたい気持ちのコントロールをすることができます。
●冷水を飲む ●ガムや昆布をかむ
●歯磨きをする ●深呼吸をする
●数をかぞえる ●身体を動かす
「たばこをやめたくてもやめられない」という症状は、「ニコチン依存症」という病気なのかもしれません。
ニコチン依存症は、治療の対象になる病気として、次の4つの要件を満たせば、医療機関での治療に保険が適用されます。
なお、過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方は、前回の治療の初回診察日から1年を経過しないうちは、自由診療となります。
保険適用を受けた代表的な禁煙補助薬バレニクリン(国内商品名チャンピックス)の出荷が停止されているため、現在治療の受け入れを中止している医療機関があります。
立川市内では、「街のクリニック 立川・村山(042-535-3974)」、「唯善クリニック内科・呼吸器内科(042-527-6711)」において貼り薬(パッチ)での禁煙治療を受け付けています(令和5年9月)。医療機関へ直接お問い合わせください。
禁煙外来で処方されるニコチンパッチ・バレニクリン(チャンピックス)のほかに、一般医療用医薬品としてニコチンガム・ニコチンパッチが薬局・薬店で市販されています。
禁煙補助薬を使用することで、離脱症状が緩和されて、比較的楽に禁煙することができるようになります。
ニコチン依存症とは、やめたくてもやめられない喫煙習慣のことをいい、治療が必要な病気とされています。次のスクリーニングテストでチェックしてみましょう。5項目以上当てはまる場合は、ニコチン依存症と診断されます。
設問項目 |
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1. |
自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
2. |
禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
3. |
禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてたまらなくなることがありましたか。 |
4. |
禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。 イライラ・眠気・神経質・胃のむかつき・落ち着かない・脈が遅い・集中しにくい・手のふるえ・ゆううつ・食欲または体重増加・頭痛 |
5. |
上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
6. |
重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
7. |
タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
8. |
タバコのために自分に精神問題※が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
9. |
自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
10. |
タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、禁煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。
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