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更新日:2023年6月2日

熱中症に注意しましょう

熱中症は予防が大切です

熱中症は、気温が高いことなどで、体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇することで起こります。気温がそれほど高くない日でも、急に気温が上がった日や、湿度が高い日、風の弱い日、体が暑さに慣れていない時は注意が必要です。

暑ければいつでも起こる危険性があることを認識し、日頃からひと涼みや予防について声をかけ合いましょう。特に、子どもや高齢者は熱中症にかかりやすいため、周囲の見守りが大切です。重症化すると死に至る可能性もありますが、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。

熱中症予防のポイント

水分をこまめに補給する

  • 室内にいても屋外にいても水分をこまめにとる

  • 飲み物を持ち歩く

暑さを避ける

  • なるべく日陰を歩いて直射日光を避ける

服装を工夫する

  • 通気性のよい吸湿・速乾性のある衣服を着る
  • 帽子や日傘を使用する

住まいを工夫する

  • 風通しをよくして、扇風機やエアコンを上手に使う

体調管理をしましょう

  • 睡眠や栄養を十分に取る、体調の悪いときは無理をしない

催しなどの注意

  • スポーツや催しを行う場合には、指導者やリーダーが予防に配慮しましょう
  • 猛暑日には中止の決断も大切です

適宜マスクをはずしましょう

  • 気温・湿度の高い中でのマスク着用は、要注意です
  • 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずしましょう
  • マスクを着用しているときは、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとったうえで、適宜マスクをはずして休憩をとりましょう

熱中症の重症度

日本救急医学会がまとめた熱中症の診療指針によると、重症度が次の三つに分類されました。

1度:応急処置と見守り~改善しなければ医療機関へ

  • めまい
  • 大量発汗
  • 筋肉痛
  • 筋肉の硬直(こむら返り)など

2度:医療機関へ

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 倦怠感
  • 虚脱感
  • 集中力や判断力の低下など

3度:入院

  • 意識障害
  • けいれん発作など

応急手当の方法

  • 涼しい場所へ避難する
  • 衣服をゆるめて体を冷やす
  • 水分を補給する。食塩水(水1リットルに1~2グラムの食塩)も有効です

自力で水が飲めない場合は、無理に水を飲ませず、医療機関へ。意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

判断に迷ったら

救急車を呼んだ方がいいのかどうか、判断に迷った場合は下記の「東京消防庁救急相談センター」をご利用ください。

  • 東京消防庁救急相談センター=♯7119(24時間年中無休、携帯電話・PHS・プッシュ回線)

上記以外の電話やつながらない場合は、次の番号へおかけください。

  • 多摩地区=042-521-2323
  • 23区=03-3212-2323

東京消防庁救急相談センターは、急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」「今すぐ病院に行った方がいいのかな?」など迷った際の相談窓口です。

暑さ指数

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet/Bulb/Globe/Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。

暑さ指数(WBGT)は、

  • 湿度の効果:輻射熱の効果:気温の効果=7対2対1

の割合で要素を加味して算出されます。

暑さ指数(WBGT)が28℃を超えると、「厳重警戒」または「危険」となり熱中症患者が著しく増加するとされています。

暑さ指数(WBGT)

目安

日常生活における注意事項

熱中症予防のための運動指針

31℃以上

危険

高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

運動は原則中止

特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。

28℃以上

31℃未満

厳重警戒

外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

激しい運動は中止

激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。

25℃以上

28℃未満

警戒

運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。

積極的に休憩

積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。

21℃以上

25度未満

注意

一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

積極的に水分補給

熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)、公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より

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お問い合わせ

保健医療部健康づくり担当課地域支援係

電話番号:042-527-3632

ファックス:042-521-0422

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