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更新日:2021年12月7日
所在 | 指定年月日 |
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柴崎町4-5-8~12付近 | 昭和30年3月10日 |
大和田遺跡は柴崎町四丁目の青柳段丘上に広がる、縄文時代から奈良・平安時代にかけての複合遺跡です。
昭和29年(1954)以来、数回にわたって発掘調査が行なわれ、縄文時代早期(およそ1万1000年~7000年前)・中期(およそ5500年~4500年前)・平安時代の竪穴住居跡や遺物がみつかっています。
竪穴住居とは地面を掘りくぼめて床とした半地下式の建物のことです。
下大和田遺跡は大和田遺跡の一段上の立川段丘上にある遺跡で、主に旧石器時代・奈良・平安時代の遺跡です。
旧石器時代ではおよそ3万年前の礫群(焼いた礫を使った調理場跡)が発見されています。
奈良・平安時代では、8世紀後半~9世紀後半の竪穴住居とともに、掘立柱建物が9棟みつかっています。
掘立柱建物は竪穴住居より「格」の高い建物とされ、下大和田遺跡は奈良・平安時代の一般的な集落でなく、古代の役所の跡ではないかという意見があります。
下大和田遺跡の北西およそ500mには、弘仁2年(811)創建とされる諏訪神社が鎮座しており、関係が注目されます。
大和田遺跡は立川市指定史跡で、昭和29年の発掘調査地点のそばには文化財の掲示板があります。
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