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更新日:2022年9月1日
詩歌の道は文化環境整備の一環として、根川緑道を中心に作られました。
立川市にゆかりの深い作家の句碑・歌碑・詩碑が、全長約2.4kmに渡って建立されています。
市内の歌碑・句碑・詩碑の場所は添付の地図をご覧ください。
「麦負うて 道一ぱいに 揺り来る」
「どこよりも 小学校のさくらかな」
「葱」
立川の友達から届いた葱は、長さ二尺の白根を横へて ぐっすりアトリエに寝込んでゐる。
三多摩平野をかけめぐる 風の申し子、冬の精鋭。
俵を敷いた大胆不敵な葱を見ると、ちきしやう、造形なんて影がうすいぞ。
友がくれた一束の葱に 俺が感謝するのはその抽象無視だ。
「シクラメンの花と」
大晦日の夜十時頃 親しくしていただいている花屋さんから シクラメンの花鉢が届けられた
すばらしい花だ そのシクラメンと年越をした スヰートハートといっしょのように
「時雨かと戸を開けて見れば しぐれならず星空さえて 多摩川の音」
「ひとりゐるは あさこそよけれ わか竹の 露ふりこぼす かぜにふかれて」
「川原にかはらなでしこ 咲くもよし 空をうつして水澄むもよし」
「冬の水 一枝の影も 欺かず」
「はらり はらはら 春の光を 身にあびつつ たちかわ曙町のむかしみちゆく」
「露にこもれる 多摩川 いつか雨となり 芽ぶく楊も ぬれはじめたり」
「初日さす 松はむさし野に のこる松」
「多摩川の浅き流れに石なげて あそべば濡るるわが袂かな」
「茜雲 あえかに残り 亡母の背の 温かみなつかし 武蔵野暮るる」
「日のいろの 寒き川原に ひらめける 芒のそよぎ 声のごときもの」
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