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更新日:2023年11月28日
令和4年6月30日木曜日未明に発生した立川第七中学校体育館の火災については、火元の2階東側倉庫部分が焼けたほか、燃え広がった火が天井まで達し、熱によって鉄骨部分が変形するなど、体育館の躯体等の強度にも影響を及ぼしました。
市では全庁的なプロジェクトである「第七中学校体育館復旧対策プロジェクト会議」を立ち上げ、教育活動及び地域活動等への影響を最小限とするため、早期の復旧について建築技術の専門家からの意見を参考に検討を行いました。
建築技術の専門家に立川第七中学校体育館の被害状況や建替えまたは改修の妥当性に関して意見をいただいたところ、改修の場合は躯体等の詳細調査の実施が必要となり、また補強・交換が技術的に難易度の高い施工のため、建替えよりも工期が長くかかるほか、工事制約が多いことや鉄骨鉄筋コンクリート造の柱の改修及び屋根部の全面改修等を考慮すると、コスト面は建替えと同規模またはそれ以上となる可能性があることが判明しました。
このことから、プロジェクト会議において以下のとおり復旧方針を決定しました。
復旧方針 | 現体育館の速やかな解体・除却を実施し、建替えによる新体育館を築造する。 |
この復旧方針に基づき、立川第七中学校体育館の早期の復旧に向けて取り組みを進め、仮設体育館については建設工事が完了し、令和5年9月中旬から授業や部活動等での使用を開始しました。
また、現体育館については令和5年9月末に解体がおおむね完了し、更地となっています。
新体育館の建設工事については、令和5年11月下旬に着工し、令和6年10月の供用開始に向け工事を進めていきます。
仮設体育館の建設状況
現体育館の解体状況
新体育館の外観パース
復旧スケジュール(予定)に沿って、立川第七中学校体育館の復旧を進めております。
また、新体育館については現体育館と同じ場所に建設します。
復旧スケジュール(予定)
配置図
令和4年12月1日から16日にかけて、新体育館に関する生徒アンケートを実施しました。
アンケート結果はこちら(PDF:172KB)です。
このアンケート結果を参考にし、新体育館における設計内容の検討を行ってきました。
立川第七中学校体育館の出火原因については、立川消防署より連絡があり、体育館2階東側倉庫の天井裏において、何らかの原因により電気配線が短絡(ショート)し、出火したものと推定されるとの説明がありました。
そのため、小・中学校における再発防止策として、漏電の有無を調査する絶縁抵抗測定の緊急点検を実施しました。
また、絶縁抵抗測定については毎年実施し、火災発生を未然に防止する対策に努めてまいります。
火災の影響で体育館が使用できないため、アリーナ立川立飛の運営を行っている立川ダイス様からバスケットボール部の練習場所の提供や、トヨタアルバルク東京株式会社様及び立川ダイス様からバスケットボールの寄贈がありました。
立川第七中学校の生徒をご支援いただき、誠にありがとうございます。
火災の影響で体育館が使用できないため、令和4年度卒業式・令和5年度入学式は以下の会場で執り行いました。
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