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更新日:2023年4月17日
令和4年6月30日木曜日未明に発生した立川第七中学校体育館の火災については、火元の2階東側倉庫部分が焼けたほか、燃え広がった火が天井まで達し、熱によって鉄骨部分が変形するなど、体育館の躯体等の強度にも影響を及ぼしました。
この間、市では全庁的なプロジェクトである「第七中学校体育館復旧対策プロジェクト会議」を立ち上げ、教育活動及び地域活動等への影響を最小限とするため、早期の復旧について建築技術の専門家からの意見を参考に検討を行いました。
建築技術の専門家に立川第七中学校体育館の被害状況や建替えまたは改修の妥当性に関して意見をいただいたところ、改修の場合は躯体等の詳細調査の実施が必要となり、また補強・交換が技術的に難易度の高い施工のため、建替えよりも工期が長くかかるほか、工事制約が多いことや鉄骨鉄筋コンクリート造の柱の改修及び屋根部の全面改修等を考慮すると、コスト面は建替えと同規模またはそれ以上となる可能性があることが判明しました。
このことから、プロジェクト会議において以下のとおり復旧方針を決定しました。
復旧方針 | 現体育館の速やかな解体・除却を実施し、建替えによる新体育館を築造する。 |
立川第七中学校体育館の復旧を速やかに行うため、令和4年8月8日月曜日に開会した令和4年第2回市議会臨時会に「新体育館建設工事等設計委託料」の補正予算案(57,448千円・令和5年度を期間とする債務負担行為を含む金額)を提出し、可決されました。
なお、その他の必要な予算については、準備が整い次第、令和4年第3回市議会定例会以降、順次、補正予算案及び当初予算案を提出いたします。
今後、復旧スケジュール(予定)(PDF:48KB)に沿って、立川第七中学校体育館の復旧を進めてまいります。
また、新体育館については現体育館と同じ場所に建設し、仮設体育館についてはプール南側のバスケットボールコートの位置に建設する予定です。
令和4年12月1日から16日にかけて、新体育館に関する生徒アンケートを実施しました。
アンケート結果はこちら(PDF:172KB)です。
このアンケート結果を参考にし、新体育館の設計内容を検討してまいります。
立川第七中学校体育館の出火原因については、立川消防署より連絡があり、体育館2階東側倉庫の天井裏において、何らかの原因により電気配線が短絡(ショート)し、出火したものと推定されるとの説明がありました。
そのため、小・中学校における再発防止策として、漏電の有無を調査する絶縁抵抗測定の緊急点検を実施することとしました。
令和4年度1学期に既に点検を実施した11校は再度実施するとともに、令和4年10月以降の実施予定であった3校についても時期を前倒しして実施することといたします。なお、14校については夏季休業期間中に実施しております。
これらも含め、火災発生を未然に防止する対策に努めてまいります。
火災の影響で体育館が使用できないため、アリーナ立川立飛の運営を行っている立川ダイス様からバスケットボール部の練習場所の提供や、トヨタアルバルク東京株式会社様及び立川ダイス様からバスケットボールの寄贈がありました。
立川第七中学校の生徒をご支援いただき、誠にありがとうございます。
火災の影響で体育館が使用できないため、令和4年度卒業式・令和5年度入学式は以下の会場で執り行いました。
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