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ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > コラム「消費者の目」 > その契約は「サブスク」かも!?増加する請求トラブル(令和4年7月25日号)
更新日:2022年7月25日
【相談事例】パソコンに不具合があり、インターネットで見つけた「500円で今すぐ専門家が質問に回答します」とうたう質問サイトを安いと思って利用しました。利用料の支払いは1回限りと思っていたのですが、後日、登録時に入力したクレジットカードから、数千円が2か月続けて引き落とされていました。どうしたら請求を止められますか。
この質問サイトの利用契約は1回限りではなく、格安のトライアル期間の終了後、自動で正会員契約に移行して月額費用が発生する「サブスクリプション(サブスク)」で、契約や解約の条件などはサイト上の分かりづらい場所に掲載されていました。相談者はその後、サイト下部のフォーム内に記載されていた電話番号から無事に解約することができましたが、思っていたよりも高額な利用料となってしまいました。
「サブスク」とは、定められた料金を定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用できるしくみのことです。便利な反面、解約しない限り自動的に継続し、利用の有無にかかわらず定額が請求されます。サブスクだと理解せずに契約し、後から請求に気付いてトラブルになるケースが増えています。
特定商取引法の改正により、令和4年6月1日から、サイト運営事業者は契約の最終確認画面で契約期間や料金、解約条件などの分かりやすい表示が義務付けられました。商品購入やサービス利用契約は、内容を十分に確認してから行うようにしましょう。
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