立川駅周辺の未来ビジョン(仮称)

ページ番号1026027  更新日 2026年9月25日

検討の背景

立川駅周辺は「第4次首都圏基本計画(昭和61(1986)年 国策定)」による業務核都市、「都市づくりビジョン(平成13(2001)年 東京都策定)」による核都市など国や都の計画で区部中心部への業務・商業機能一極集中を緩和するために、業務・商業機能の重点的な育成・整備が図られてきたことで、今日では東京都西部、多摩地域を代表する拠点として成長しています。

「都市づくりのグランドデザイン(平成29(2017)年 東京都策定)」でも立川駅周辺は業務・商業・産業機能が集積し、広域的な観点から経済活力の向上に寄与する中核的な拠点に位置付けられたほか、多摩イノベーション交流ゾーンの一翼を担い、新たなアイデアや創意工夫を生み出し、多様なイノベーションを創出すべき地域に指定されるなど、一貫して業務・商業を中心とした都市機能の高度な集積が期待されています。

基地跡地という広大な未利用地を有していた立川市は、これらの未利用地を活用したまちづくりが行われてきましたが、未利用地の開発も一段落を迎え、拠点機能の維持・更新に向けた新たな取り組みの必要性が生じています。また、近年は商業地域の利便性や高容積率を生かした共同住宅に土地利用が転換する事例が増加しており、このままでは拠点機能を喪失し、区部中心部のベットタウン化が進行する恐れが生じています。

一方で近年は人口増加局面でみられた量的拡大ではなく、精神的な豊かさや生活の質、価値の向上に重きを置く成熟社会に移行しています。具体的には脱炭素への対応や暑熱対策などの気候変動への対応、人中心の豊かな都市生活を育み、都市の潜在的な魅力を十分に発揮する都市政策が求められており、これらへの答えを示すことが都市の質に磨きをかけ、価値を向上させるものと考えられます。

このような観点から首都圏全域を俯瞰して当市の地理的特性を考えると、自らの都市機能の充実度だけなく、東京駅や羽田空港など我が国を代表する交通結節点と富士山、高尾山若しくは奥多摩方面などの豊かな自然、観光地との中間点に位置することで期待できるゲートウェイ機能などの視点も取り入れつつ、立川駅周辺に関連する人々の幸福を追求・実現することで、拠点形成の新しい正解を見出すことができるのではないかという期待が持てると考えています。

このような危機感や期待感を踏まえ、地域と共有できる中核的な拠点の将来像とその実現に向けた具体的な方策を取りまとめた立川駅周辺の未来ビジョン(仮称)を策定することといたしました。