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更新日:2023年3月31日
新編立川市史では市史編さんの活動内容や調査成果を紹介する動画を作成しました。
立川市のさまざまな情報を動画でお届けする「立川市動画チャンネル」にて公開中です。
立川市動画チャンネルは動画共有サイト「YouTube」で運営しています。
登壇者の所属・職名は動画公開当時のものです。
本講演は、「大正・昭和の記録にみる立川の暮らし―『新編立川市史資料編近代2』から―」を共通テーマとし、令和3年3月に刊行された『資料編近代2』の内容に関連した講演を、担当した編集委員が歴史資料や市外の資料を用いて紹介していきます。
立川市史近代部会は、『新編立川市史資料編近代2』を発行し、大正10年から昭和20年まで25年間におよぶ資料608点を収録しました。
本講演では、大正10年から昭和5年頃までを扱った第1章「立川飛行場と立川町制施行」に焦点をあて、大正末期から昭和初期の立川の様子について、『資料編近代2』掲載の資料や飛行場周辺の地図・写真などを用いて紹介します。
【画像:飛行第五大隊の立川駅到着(大正11〈1922〉年)】
『新編立川市史資料編近代2』の第3章「戦時体制下の立川」、第4章「立川市制施行とアジア・太平洋戦争」では戦時下という非日常での生活空間における資料を扱いました。
本講演では、住宅や駅利用の問題、慰問文・愛国運動・戦勝祈願などにみる人々の心のありよう、供出と献納などにみる立川の戦時下の暮らしの一面について『資料編近代2』を手がかりに紹介します。
【画像:出征風景(昭和13〈1938〉年)】
『新編立川市史資料編近代2』の第2章「昭和恐慌期と立川の発展」では、恐慌下のなかで農村的地域から都市的地域へと転身をとげていく資料をあつかいました。
本講演では、経済史・農業史の視点から、1920年代から30年代にかけての立川市域の変化をあとづけるテーマとして、農業のあゆみ、立川飛行場と地域社会の関係、立川の都市化と財政について、『資料編近代2』や関係する写真・表を用いて紹介します。
【画像:立川飛行場と陸軍機(昭和8〈1933〉年)】
かつての農村生活は稲作を中心とした農業のサイクルに合わせて一年が組み立てられており、季節の折々に大小さまざまな祭りが編み込まれていました。
本講演では、『柴崎の民俗』の成果をもとに、そうした行事の中から「正月行事」として「年神」「門松」「雑煮と吸い物」「サイノカミとどんど焼き」などを取り上げ、市内外の事例を交えて、さらに掘り下げていきます。「巡りくる神仏の行事」では、現在見られなくなった「平方のお獅子様」と「和泉の地蔵様」の来訪の様子について、歴史資料や市外の資料を用いて紹介していきます。
この動画は公開を終了しています
「立川の夏祭り」では神社や各町会が開く神酒所での祭典のほかに、獅子舞や祭囃子・神輿・曳き太鼓などが行われ、それぞれが多様な繋がりを形成しつつ祭りに参加しています。農村的祭礼から都市的祭礼へ展開していくなかで形成された複雑な祭礼構造は、参加する人びとの「立川の夏祭り」に対する祭礼への向き合い方等に多様化をもたらしました。
本講演では、近世以来、諏訪神社祭礼の中心的な芸能である獅子舞の歴史を振り返りながら「立川の夏祭り」の変遷をみていき、そこから立川という地域社会を逆照射していきたいと思います。
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