市史について
半世紀の月日の中で、立川は大きく姿を変え、いまや多摩地域の中核都市として広く知られる存在となりました。
しかしそれは新出のものではなく、連綿と受け継がれてきた歴史の中で築きあげられた姿です。これからの発展を見据え、躍進していくためには、立川の礎たる先人たちの歩みを今一度我々の手で確かめなくてはいけません。
近年近隣の市町村でも再度市史編さんを行おうという機運があり、多摩地区では、10年以上の計画で調査・刊行をしている自治体もあります。この計画年数の長さは、記述するだけが市史編さんなのではなく、資料の調査や精査など市史を書くまでの準備の大切さとそれらを市史刊行後にどう扱うべきかという継続の必要性を意味しています。立川市でも、14年の事業計画で取り組んでいます。
基本方針
市史編さん事業は、次の4つの目的を持っています。
- 立川市への理解と愛着を深め、もって市民文化の向上に寄与すること。
- 立川市の歴史的変遷、及び古くから営まれてきた生活や民俗を明らかにし、将来のまちづくりや市民生活に役立てること。
- 立川市の歴史的、文化的遺産を調査し、市民共有の財産として後世に継承すること。
- 歴史的公文書等の保存・活用に向けた基盤整備を行うこと。
実施事業・編集方針・構成・刊行計画については「立川市史編さん基本方針(平成28年3月1日決定)」をご参照ください。
なお、当初平成27年度から令和6年度までの事業期間を4年間延長し、令和10年度までとしています。
組織
市史編さん委員
市長の諮問機関として、市史編さんについて必要な事項を審議する役割を担います。定員は10人以内(学識経験者8人、市民2人)。
市史編さん委員会の構成(令和5年9月1日現在)
区分 |
氏名 |
所属 |
---|---|---|
学識経験者 | 大友一雄 | 国文学研究資料館名誉教授 |
学識経験者 | 白井哲哉 | 筑波大学図書館情報メディア系教授 |
学識経験者 | 鈴木功 |
元立川市文化財保護審議会会長 |
学識経験者 | 豊泉喜一 |
前立川市文化財保護審議会会長 |
学識経験者 | 楢崎茂彌 | 多摩戦時下資料研究会・元高等学校教諭 |
学識経験者 | 保坂一房 | たましん地域文化財団歴史資料室 |
学識経験者 | 和田哲 |
立川市文化財保護審議会委員 |
公募 | 小林尚子 | 立川市民 |
公募 |
杉浦早苗 |
立川市民 |
市史編集委員会議・専門部会
編集委員は市史編さんに関する資料の収集・調査・研究と立川市史の編集・執筆を担います。具体的な活動は専門分野に応じた各専門部会により進められます。
専門部会の構成(令和6年4月1日現在)
専門部会 |
部会長 |
所属 |
---|---|---|
先史 | 谷口康浩 | 國學院大学文学部教授 |
古代・中世 | 鎌倉佐保 | 東京都立大学人文社会学部人文学科教授 |
近世 | 冨善一敏 | 東京大学大学院経済学研究科特任専門職員 |
近代 | 保坂一房 | たましん地域文化財団歴史資料室 |
現代 | 沖川伸夫 | 中央大学法学部兼任講師 |
民俗・地誌 | 中野泰 | 筑波大学人文社会系准教授 |
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このページに関するお問い合わせ
産業文化スポーツ部 市史編さん室 市史編さん係
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