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更新日:2024年1月24日

講演会・展示

市史編さん講演会

令和5年度講演会(令和6年1月21日開催)

令和5年度の市史編さん関連講演会は終了いたしました。みなさまのたくさんのご来場ありがとうございました。

現在公開中の講演会動画

令和2年度新編立川市史関連講演会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から会場開催は行わず、動画配信の形式で公開しています。

動画と講演会の詳細はこちらからご覧いただけます。

動画配信のご案内

過去に開催された関連講演会

第1回関連講演会「『市史』を編むということ」

開催日:平成28年3月27日(日曜日)

時間:午後2時から午後4時30分

場所:たましん事業支援センター(Winセンター)

第1部:歴史編さんとは何をする仕事か

講師:白井哲哉(筑波大学教授・立川市史編さん委員会委員長)

第2部:幕末維新の北多摩と立川

講師:松尾正人(中央大学教授・八王子市市史編さん審議会会長)

第2回関連講演会「近現代立川の発展と伝統文化」

開催日:平成29年3月20日(月曜日・祝日)

時間:午後2時から午後5時

場所:女性総合センターアイム第3学習室

第1部:昭和初期の立川駅改良計画

講師:保坂一房(たましん地域文化財団歴史資料室長・立川市史編さん近代部会長)

第2部:柴崎地域の神社祭礼

講師:中野泰(筑波大学准教授・立川市史編さん民俗・地誌部会長)

第3回関連講演会

開催日:平成30年3月11日(日曜日)

時間:午後2時から午後5時

場所:女性総合センターアイム第3学習室

第1部:向郷遺跡と多摩の中期縄文文化

講師:谷口康浩(國學院大學文学部教授・立川市史編さん先史部会長)

第2部:鎌倉時代の立川氏

講師:鎌倉佐保氏(首都大学東京都市教養学部教授・立川市史編さん古代中世部会長)

第4回立川市史編さん関連講演会「江戸時代多摩地域の村社会」

開催日:平成31年1月19日(土曜日)※多摩郷土誌フェアとの同時開催

時間:午後2時から午後4時

場所:女性総合センターアイム第3学習室

第1部近世後期における多摩地域の平地林と「山仕事」

講師:大田尚宏(国文学研究資料館研究部准教授)

第2部鈴木平九郎と近世文書社会―「公私日記」を中心に―

講師:冨善一敏(東京大学経済学部資料室特任専門職員)

講演会ポスター表(JPG:937KB)裏(JPG:746KB)

第5回新編立川市史編さん関連講演会・資料編現代1刊行によせて

令和元年度新編市史編さん関連講演会ポスター「米軍基地と砂川――闘争までの道のり」

開催日:令和2年1月19日(日曜日)※多摩郷土誌フェアと同時開催

時間:午後1時から午後3時50分

場所:女性総合センターアイム・1階ホール(先着100名・事前申し込み不要・参加費無料・手話通訳あり)

令和元年度新編市史編さん関連講演会ポスター(PDF:6,137KB)

令和元年度新編市史編さん関連講演会チラシ(PDF:6,293KB)

 

第1部・13時05分~「米軍戦略と飛行場拡張計画」

講師:栗田尚弥(立川市史編さん現代部会・特定部会委員/國學院大學文学部講師)

<講演概要>

1945年、日本の敗戦にともない、日本軍の基地や施設は、連合国軍に接収されることになり、立川陸軍飛行場も米軍に接収され、米陸軍航空軍(後に空軍として独立)の基地となった。東西冷戦が激化するなか、米安全保障会議報告書NSC-68に基づき、この立川基地は恒久的に日本に置かれることとなった。

朝鮮戦争当時、立川基地は、朝鮮半島に兵員や物資を送る航空兵站基地として大きな役割を果たし、米軍はもちろん、米軍以外の国連軍の航空機も飛来した。

朝鮮戦争を休戦に持ち込んだ米大統領アイゼンハウアーと彼の幕僚たちは、戦争により悪化した米財政を回復するともに、勢力を拡大する東側陣営に対抗するための新たな戦略=ニュールック戦略を立案した。

ニュールック戦略は、陸海軍を合理化すると同時に、核戦力と空軍力を充実させるというものであった。空軍力の充実のなかには、航空機のジェット化とそれにともなう飛行場施設の近代化、特に滑走路の拡張が含まれていた。そして、拡張される滑走路の候補のなかには、立川基地の滑走路も含まれていたのである。

第2部・14時25分~「敗戦後の砂川村勤労者組合の軌跡――地域文化運動から砂川闘争へ」

講師:沖川伸夫(立川市史編さん現代部会・部会長/中央大学法学部兼任講師)

<講演概要>

砂川村の勤労者が集まり、砂川村勤労者組合が1948(昭和23)年に誕生しました。初めのうちは、メンバーの相互扶助と地域文化活動に重点を置いた親睦団体でしたが、次第に村政改革を指向する勢力に変化し、その結果、砂川闘争につながる素地を形づくる1つの流れを築いていきました。

今回の講演では、公文書や青年団資料を手がかりに、砂川闘争へと結実していく勤労者組合の軌跡を探ります。軌跡をたどることで、今年で65周年を迎える砂川闘争の一断面を明らかにすることができればと考えています。

 

第6回関連講演会「考古学と自然科学で読み解く先史時代の立川」令和4年度講演会チラシ

開催日:令和4年12月11日(日曜日)

時間:午後1時00分~4時15分(受付12時20分~)

場所:女性総合センターアイム・一階ホール(先着100名・事前申込制・参加費無料・手話通訳あり)

基調講演13時10分~

講師・谷口康浩(立川市史編さん先史部会部会長/國學院大學文学部教授)

立川市史編さん先史部会では、柴崎町四丁目にある大和田遺跡と立川市域の古墳について調査し、今年3月に2冊の報告書を刊行しました。縄文土器に残る植物種実圧痕の分析と地中レーダー探査という、立川市ではこれまでにおこなわれたことのない自然科学的分析を実施し、大きな成果が得られています。今回の基調講演では、これらの調査から得られた成果の考古学的意義について紹介します。

第1部・13時30分~「土器の種実圧痕からわかる縄文時代の植物利用」

講師・山本華(同志社大学文化遺産情報科学調査研究センター/パレオ・ラボ)

土器の表面や断面を観察すると、しばしば「くぼみ」=圧痕が見つかります。圧痕は、土器作りの過程で土器胎土内に入り込んだ植物のタネなどの有機物の痕跡です。圧痕をシリコーンで型取りするレプリカ法を用いて、圧痕のもととなった種実を復元し、縄文時代中期の立川市域における植物資源の様相をさぐったところ、マメ類やシソ属などの有用な植物の存在がみえてきました。立川市域に暮らしていた縄文時代の人々は、これらの植物を食用などに利用していたのかもしれません。

第2部・14時50分~「立川市の古墳―考古学と物理探査から探る―」

講師・青木敬(立川市史編さん先史部会副部会長/國學院大學文学部教授)

立川市には古墳が存在するとされてきましたが、古墳とする証拠が十分でなく、その実態は謎のままでした。そこで立川市史編さんにともない、先史部会では立川市に古墳が所在するのかをあきらかにするため、候補となる塚の測量調査ならびに地中レーダー探査による非破壊調査を実施しました。調査の結果、このうちの数基は古墳とみて差し支えない所見を得ました。今回は古墳にかんする調査成果を紹介し、あわせて立川市域に古墳が所在する意義について考えてみます。

第7回関連講演会「中世立川の石造物」

開催日:令和6年1月21日(日曜日)令和5年度講演会チラシ

時間:午後1時00分~4時00分(受付12時20分~)

場所:女性総合センターアイム・一階ホール(先着150名・事前申込不要・参加費無料・手話通訳あり)

講演会チラシ(PDF:929KB)

第1部・午後1時10分~「立川市域の中世石造物―調査成果の概要―」

講師・伊藤宏之氏(立川市史編さん古代中世部会編集委員・大正大学文学部准教授)

中世に造立された石造物は、当時の立川市域に暮らした人々の様子を考える上でとても貴重な資料です。市域には、板碑(いたび)や宝篋印塔(ほうきょういんとう)・五輪塔(ごりんとう)といった石造物がありますが、なかでも普済寺の国宝・六面石幢(ろくめんせきどう)は地域の誇りとして知られた存在です。立川市域では、中世の文献史料が限られているため、このような石造物などを手がかりとして様々な観点から分析し、人々の活動や考えなどにアプローチしていく必要があります。市域にはどのような中世石造物が残されているのか、それらを概観して、さらにそこからどのような事が分かるのか考えてみたいとおもいます。

第2部・午後2時30分~「普済寺六面石幢の造立背景―埼玉県の石幢との比較からー」

講師・村山卓(立川市史編さん古代中世部会特定部会委員/埼玉県埋蔵文化財調査事業団)

普済寺の国宝・六面石幢は、独特の形や美しい彫刻から市域を代表する中世石塔といえるでしょう。その石材には埼玉県の秩父・比企地域に産する「緑泥片岩(りょくでいへんがん)」という石が使われています。四天王や仁王の彫刻は他に類を見ない秀逸なものですが、一方で、緑泥片岩を組み合わせた六面石幢は、埼玉県内にもいくつかの類似例があります。市史の編さんに際しては、こういった類似の石幢についても調査を行いました。その成果を踏まえ、主に埼玉県の石幢との比較をしつつ、普済寺六面石幢の造立背景を探ってみたいと思います。

市史編さん展示

令和5年度市史編さん関連展示「米軍基地のすがた――米国国立公文書館所蔵の写真から」

令和5年度市史編さん関連展示メイン画像

展示案内チラシ(PDF:2,627KB)

立川市の中央部、いま国営昭和記念公園などがある地区には、かつて立川基地という米軍の航空基地がありました。

「基地のまち」だった頃の立川市の歴史をたどるため、市史編さん事業では令和5年度から、米国国立公文書館の調査を始めました。米国国立公文書館は、合衆国政府や国家機関の公文書を管理するアメリカ国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration)の施設です。なかでもメリーランド州にある国立公文書館新館は、第二次世界大戦以降の軍・軍事関係の公文書に加え、地図や写真などの非文字資料を所蔵しています。

今年度の調査では、この新館から、米軍が昭和20年(1945)から昭和30年代までの時期に撮影した写真の一部を収集することができました。今回の展示では、その成果から、立川基地に関する写真を抜粋して紹介します。

【会期1】

日程:令和6年3月1日(金曜日)から3月7日(木曜日)

時間:午前9時から午後5時まで(3月1日のみ午後2時から)

場所:立川市役所1F多目的プラザ

【会期2】

日程:令和6年3月18日(月曜日)から3月31日(日曜日)

(ただし3月21日(木曜日)は全館休館日のため休止)

時間:午前9時から午後7時まで

(3月18日のみ午後1時から・3月31日のみ午後4時まで)

場所:女性総合センター・アイム1Fギャラリー

会期1・2の展示内容は同一です

過去に開催された展示

第1回立川市史編さん展示

中央図書館にて立川市史編さんの事業を紹介する展示を開催しました。市史編さんの仕事とはなにか、どんな資料を扱っているのか。解説とともに、実際に活用している資料も展示しました。

日程:平成31年1月8日(火曜日)から1月27日(日曜日)

(ただし休館日〔月曜日、月曜祝日の場合はその翌日〕と第3木曜日は除く)

時間:平日は午前10時から午後8時まで、土日祝日は午前10時から午後5時まで

場所:中央図書館2階貸出カウンター前展示スペース

立川市史編さん事業についての紹介と、明治時代から現在までの立川の歴史を写真やパネルで振り返ります。

令和2年度立川市史編さん展示「立川市史編さん事業と公文書」

立川市史編さん事業についての紹介と、明治時代から現在までの立川の歴史を写真やパネルで振り返ります。

  • 日程:令和3年3月29日(月曜日)~6月25日(金曜日)
  • 時間:平日8時30分から20時まで、土曜日・日曜日の8時30分から17時まで
  • 展示会場:立川タクロス1階窓口サービスセンター・展示スペース

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お問い合わせ

産業文化スポーツ部市史編さん室市史編さん係

電話番号:042-506-0021

ファックス:042-525-1601

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