カラスの生態

ページ番号1002474  更新日 2024年4月17日

写真:カラス

身近なカラスにはハシブトガラスとハシボソガラスがいます。

都会のカラスは、都会の自然の中で野生の生活を営んでいる、最も身近な野鳥の一つです。

この都会のカラスの存在を認識し、カラスをよく知ることが大切です。

巣作り

カラスの巣作りは、3月から4月に行われ、卵は3個から5個産みます。卵は20日ほどでかえり、ひなが巣立つ6月から7月まで親鳥が世話をします。

巣を作る場所は樹木のほか、電柱、貯水タンクの下、グラウンドの照明塔などにもみられます。

落ちているヒナや幼鳥を見かけてもそのままにしておいてください。親鳥が近くにいますので、直接触らない方がいいです。

カラスのねぐら

カラスのねぐらは本来、山の中腹の森、鎮守の森など、樹木の多いところに作られます。都会では規模の大きな緑地の公園や神社に集まることが多いようです。

カラスの食性

写真:ゴミをあさるカラス

カラスは雑食で樹木の種子、昆虫、肉類など幅広いため、人の出す生ごみもカラスのえさとなります。

人のそばにある生ごみを得ることにより人を怖がらなくなり、巣作りもより人の近くでするようになりました。

人への攻撃

カラスが人を攻撃する例がありますが、これは主に6月から7月の繁殖期のことで、ヒナを守ろうとする行動です。攻撃は単独やつがいによるもので、3羽以上の群れで襲いかかることはめったにありません。

カラスは攻撃する前に、警戒、威嚇の行動をとります。その時に気が付けば攻撃を受けることは少ないようです。次のような行動が見られたら、その場をそっと離れましょう。

警戒行動

巣の周辺や縄張りに人が近づくと、「カウ、カウ、カウ」と比較的ピッチの早い声で鳴きながら頭上を飛び回る。

威嚇行動

警戒行動をしても人が去らないと近くにとまり、「ガーッ、ガーッ、ガーッ」と少し濁った声で鳴きながら、とまっている電線や木の枝をつつく行動をします。これでも人が去らないと、木の小枝を折ったり木の葉をむしって落とします。

威嚇への自己防衛策

  • 近寄らない
  • 帽子をかぶる
  • 杖、傘など棒状のものを持ち、頭上に掲げる(傘をさして歩く)

巣を作らせないために

カラスは木やハンガーをうまく利用して巣を作ります。ハンガーを使用する際は、物干し竿に縛り付けるなどして取られないようにしましょう。また、巣の材料となる枝等は掃除をしてください。

  • 戸外にハンガーを置かない
  • 過去に巣を作られた木は早めに剪定する
  • 木の枝などをこまめに清掃する

巣の撤去について

公共施設などの敷地内に巣を見つけた際は、施設管理者にご相談ください。

ご自宅に巣を作られた場合で、巣の中にヒナや卵がなければ、ご自身で撤去しても構いません。撤去の際は、手袋、マスク等を装着してください。撤去した巣はごみとして処分してください。

ご自身での対応が難しい場合は、専門業者(有料)をご案内いたします(卵・ヒナともに鳥獣保護管理法により保護されています)。

注意!

野生の鳥獣(哺乳類・鳥類)を捕獲するには、鳥獣保護管理法に基づく捕獲許可が必要となります。

捕獲許可を得ずに野生鳥獣を捕獲することはできませんのでご注意ください。

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環境資源循環部 環境対策課 環境指導係
〒190-8666 立川市泉町1156-9
電話番号(代表・内線):042-523-2111(内線2248・2249)
電話番号(直通):042-528-4341
ファクス番号:042-524-2603
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