公共施設再編個別計画を策定しました
公共施設の未来を考える計画を策定しました
市は、今後予測される人口減少・少子高齢化や施設の老朽化、厳しい財政状況に備え、将来世代へ施設(機能)を引き継ぐためのルールと市民検討を行う際の例示案となる再編モデルケースを取りまとめた、立川市公共施設再編個別計画を策定しました。
計画は以下の概要の通り、第1章「公共施設再編の背景」、第2章「再編個別計画の目的」、第3章「再編の方法」、第4章「将来世代へ施設(機能)を引き継ぐために」、第5章「今後の進め方」、および第6章「再編モデルケース」の6章で構成されています。
今後、市民の皆さんとの検討(ワークショップ等)を踏まえて、再編の具体案を策定します。
公共施設再編個別計画の概要版を作成しました。(2019年4月1日追記)
公共施設再編個別計画の概要を説明する、「公共施設再編個別計画(概要版)」を作成しました。
計画の要点を、イラストや表を中心に17ページにわかりやすくまとめておりますので是非ご覧ください。
公共施設再編個別計画の概要
第1章公共施設再編の背景
第1章では公共施設を将来世代へ引き継いでいくために、人口減少・少子高齢化の進展や、財政状況、公共施設の老朽化を踏まえて、公共施設のスリム化や効率的な施設の運営が必要であることを説明しています。また、これまでの施設長寿命化や再編に関する市の取り組みを説明しています。
第2章再編個別計画の目的
第2章では計画の目的や位置づけ、対象など計画の基本的事項について説明しています。
- 本計画の目的は、将来世代へ施設(機能)を引き継ぐためのルールを示すことと、再編モデルケースを示すことです。
- 再編モデルケースは今後、市民検討を行う際の例示案としています。
- 本計画の対象施設は、主に再編計画で対象としている施設です。
- 計画の期間は、平成31(2019)年度から平成40(2028)年度の10年間です。
- 本計画策定後、市民検討を経て再編の具体案を施設整備計画としてとりまとめていきます。
第3章再編の方法
第3章では再編モデルケースをどのような考え方で作成するのかを説明しています。
再編モデルケースの作成手順は、
- 平成31(2019)年度から35(2023)年度に検討する前期検討圏域と、平成36(2024)から40(2028)年度に検討する後期検討圏域に分類し、
- 老朽化度などから前期検討圏域の検討対象施設(地域の核となる施設)を選定し、
- 各圏域の再編コンセプトを定め、
- 再編によりかかるコストを一定以内(コストの上限)に収める、
という4つの手順から作成しています。
なお、前期検討圏域として選定された圏域と、その圏域の地域の核となる施設は以下の通りです。
前期検討圏域 |
地域の核となる施設 |
---|---|
第二中学校圏域 | 第二小学校 |
第三中学校圏域 | 第三小学校、第三中学校 |
第五中学校圏域 | 第五中学校、大山小学校、砂川学習館 |
第九中学校圏域 | 若葉小学校(現 若葉台小学校) |
また、市内に一つから二つしかない全市施設については、老朽化度などから施設を選定したのちに施設のあり方を政策的な視点から検討するため、地域の施設とは別に検討を進めます。
全市施設の前期検討施設
ドリーム学園、練成館、歴史民俗資料館、健康会館
第4章将来世代へ施設(機能)を引き継ぐために
第4章では、再編のコストの削減目標を示すとともに、将来世代に過度の負担を残すことのないよう世代間の公平性に配慮した、財政面での進捗確認の目安を説明しています。また、再編を具体化するまで、施設はどのように保全するのかについて説明しています。
- 平成31(2019)年度から平成65(2053)年度まで、再編による建替え、改修にかかるコストを約312億円削減することを目標とします。
- 削減目標まで段階的に削減しながら進めます。
- コストを抑えるため、大規模改修を中規模改修に変更し、建替えを前倒して施設ごとにかけるコストの上限額を設定します。
- 再編にかかる建替え等コストが5年間で約178億円の範囲内に収まっているかを確認します。
- 前期に対象となる施設の保全は、再編を検討している間は原則修繕の対応とします。また、後期に対象となる施設の保全は改修の必要性を判断し、機能を回復するための改修または修繕の対応とします。
- 5年ごとに圏域や再編スケジュール、改修および修繕のスケジュールを見直します。また、突発的な事案が発生した場合も、再編スケジュール又は改修や修繕のスケジュールを見直します。
第5章今後の進め方
第5章では、再編個別計画を策定した後にどのように再編が進んでいくのかを説明しています。
- 再編の具体案は市民検討を経て、施設整備計画としてとりまとめていきます。また、施設の管理運営のほか施設整備について民間手法の導入を検討します。
- 市民検討では、再編モデルケースを題材に、勉強会やアンケート、ワークショップなどにより様々な意見をもらい、施設整備計画策定の参考とします。
- 市民検討の意見を参考に再編可能性を検討し、施設整備計画を策定します。
- 全市施設の検討は施設のあり方を踏まえて検討を行い、具体案をまとめます。
- 再編が行われない場合は、後期や次期計画へ施設の検討を先送りします。その間は施設の安全性に配慮します。
第6章再編モデルケース(今後の市民検討を行う際の例示案)
第6章では、圏域ごとに地域施設の再編を中心とした再編モデルケースと、全市施設を含めた再編モデルケース(参考案)を説明しています。詳しくは添付資料再編個別計画第6章又は、概要版2ページ目をご覧ください。
第二中学校圏域
A案 |
B案 |
|
---|---|---|
コンセプト | 子育て環境の充実と学校・地域の一体化による学びの拠点 | 子育て環境の充実と多世代交流による地域・福祉コミュニティ |
概要 |
|
|
第三中学校圏域
A案 |
B案 |
|
---|---|---|
コンセプト | 子育て環境の充実と地域の見守りによる安全・安心のコミュニティ | 学校・地域の一体化による学びの拠点 |
概要 |
|
|
第五中学校圏域
|
A案 |
B案 |
---|---|---|
コンセプト | 学びと文化、多世代交流による新しいコミュニティの形成 | 学校・地域の一体化による学びの拠点と新しい地域コミュニティ |
概要 |
|
|
全市施設(参考案)
ドリーム学園・健康会館案 |
歴史民俗資料館案 |
練成館案 |
---|---|---|
途切れのない安心した子育てを支える拠点 |
歴史、文化、学習とコミュニティの一体化による新しいにぎわいの拠点 |
立川公園と一体化した総合的なスポーツの拠点 |
ドリーム学園と健康会館を複合化し、子ども家庭支援センター・教育支援の近くに移転し、子育て機能を集約 |
歴史民俗資料館の展示機能を砂川学習館へ複合化 |
練成館を立川公園周辺または柴崎市民体育館に移転または複合化 |
関連ファイル
関連リンク
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