教育美風78～83

教育美風83

初任の頃、F先生は厳しかったです。「子どもたちの座席を歩き回るだけの巡視ではダメ、授業中は個別の指導をすること。」と、机間指導の仕方を毎日教わりました。「飯田先生の発問に、35人の児童がどう反応するか、35人分の答えの予想と結果をノートにまとめてね。」これが1年間の課題。今も感謝しています。ですから訃報がつらいです。（12月11日　教育長　飯田　芳男）

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教育美風82

今日は夏目漱石の命日です。そして2月21日が夏目漱石の日です。漱石が、当時の文部省から文学博士号の授与を辞退した日が制定の由来のようです。ところで、市内の中学1年生が使用する教科書には、資料編として『坊っちゃん』が掲載されており、さきほど読破。「漱石」という名が中国の故事が元になっているという説明まで読み終え満足！私は朝から「夏目漱石の日」です。（12月　9日　教育長　飯田　芳男）

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教育美風81

冬の音がします。豪雪でご苦労される方には申し訳ないですが、私は子どもの頃、わざわざ雪の中に足を踏み入れて、靴を濡らし母に怒られていました。「キュッギュッ」という何とも言えない音が心地よいからです。濡れた靴には新聞紙を入れます。それは、「靴の中に幸せが来る！」から。小学5年生の時に読んだ『わらぐつの中の神様』の話は本当だと思っていました。（12月　7日　教育長　飯田　芳男）

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教育美風80

私が小学3年生の時の、道徳に関するテレビ番組は「みんななかよし」です。学級では「♪口笛吹いて　空地へ行った…」と同名の主題歌を歌いながら番組に見入っていました。当時、私の学校のテレビはテレビ係が両側にとびらを開きます。とびらを開けるとスイッチオン。すぐに教育番組が始まります。テレビ係は拍手をもらえます。私はラジオ係です。1回も仕事がありませんでした。（12月　5日　教育長　飯田　芳男）

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教育美風79

ドッジボールはどの学年でも人気です。「Dodge」には「かわす」という意味があります。だから「ドッチ」ではなく「ドッジ」だと知りました。小学1年生を指導した時は、安全対策でペコペコのボールに変えてみました。みんな夢中でした。小学6年生になったその子たちが、1年生の時のように「なかよしドッジボール」を卒業式前日にもやってくれました。感無量でした。（12月　3日　教育長　飯田　芳男）

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教育美風78

かつて、「木綿のハンカチーフ」という歌の歌詞どおりの「♪木枯しのビル街」にある学校に勤務。都心ならではの校庭で土は舞わないのですが、寒風には身をすくめました。真冬は、玄関の手水鉢（ちょうずばち）の水が凍ります。私が「鉢の水が凍っているね。」というと、児童は「あの鉢は蹲（つくばい）と言います。」と教えてくれました。私は、ほっこりにっこりでした。（12月　1日　教育長　飯田　芳男）

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