教育美風84～90
教育美風90
終業式後の校舎には静寂が訪れます。小学校で副校長をしていた頃は、校舎内を見回り、廊下のあちこちに水の入ったバケツを置いて長期休業を迎えました。飼育小屋のうさぎや、にわとりの水も確かめます。亀を飼っている教室もありましたが、冬は冬眠してくれるので安心です。金魚やメダカ、植物の安否確認も必須です。みんな学校の一員です。（12月25日 教育長 飯田 芳男）
教育美風89
筆記用具を購入する時、試し書きで一番書かれるのは「永」だと、テレビで見ました。思い出したのは私の初任時代、硬筆ですが書き初めの指導の時期でした。道具から入る私は、銀座まで出かけ高級4Bの鉛筆を10本購入。店員さんが「お試しになりますか？」と問うので、私はすらっと「永」でなく「へのへのもへじ」と。店員さんはすらっと去って行きました。（12月23日 教育長 飯田 芳男）
教育美風88
子どもたちは「あわてんぼうのサンタクロース」という歌が大好きでした。小学5年生を担任していた時は「茶色の小瓶」と2曲を用意して授業参観に挑みました。司会者も指揮者も伴奏も公募して児童が行います。練習も順調で、音楽が不得意の私は前日まで余裕です。だがしかし！当日、プログラムに「歌・飯田芳男」と。クラス会はいつも大盛り上がりです。（12月21日 教育長 飯田 芳男）
教育美風87
小学校の図工で年賀状作成を指導したことがあります。版画板を作ります。板は保護者負担のため貴重品です。私は自腹で10枚は余計に購入します。失敗に備えました。文字を逆に彫るのが児童は苦手です。文字は少ない方が楽です。私は30年前にすでに「あけおめ」という語を考案していました。児童は味のある年賀状をつくりました。私はプリントごっこ！（12月19日 教育長 飯田 芳男）
教育美風86
この時期から小学校低学年の子どもたちと童謡「雪」を歌っていました。「雪やこんこ あられやこんこ…」と歌います。小学1年生の担任の時は、雪がちらつくと、私の片手オルガン伴奏で何度も歌ったものです。「雪やこんこん あられやこんこん」ではなく「来い来い」が語源なので「こんこ」と歌います。大雪が降る地方の皆さんには申し訳ない歌でございます。（12月17日 教育長 飯田 芳男）
教育美風85
私はこの時期の小学校では、朝も20分休みも校庭でマラソンを指導していました。指導と言っても半そで短パンで「がんばれ～。」と声をかけるのみ。声をかけるにあたっては、右回りで走ります。これは意外と走りにくいです。体の左側が内側に来る反時計回りのほうが走りやすいのですが、理由はわかりません。10ヶ所あるJRA（日本中央競馬会）の競馬場で、右回りは7か所です。（12月15日 教育長 飯田 芳男）
教育美風84
童謡「たきび」の作詞者は立川市立第八小学校の校歌の作詞者「巽聖歌」の曲です。「かきねの かきねの まがりかど…」と歌い始め、子どもたちが「あたろうか」「あたろうよ」と相談しながら歩くしぐさで歌います。この歌の情景は中野区上高田付近だと知って、年に数回訪れています。30年前、子ども達とたきびを囲んで、焼き芋をほおばったのは授業の一環でした。（12月13日 教育長 飯田 芳男）
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