令和2年1月24日 第11回景観セミナーを開催しました!

ページ番号1006767  更新日 2024年4月18日

写真:第11回景観セミナーちらし

第11回楽しく学ぼう景観セミナー 良い景観ってどういうこと?だれでもわかる景観トラの巻

講師

堀 繁(ほり しげる)さん

東京大学名誉教授

一般社団法人 まちの魅力づくり研究室 理事

立川市景観審議会 会長

日時

令和2年1月24日(金曜日)午後6時00分~8時30分

会場

立川市女性総合センターアイムホール

参加人数

100名

配布資料

講座レポート

今回は、3年ぶりに堀先生をお迎えし、「景観とはなにか」、「よい景観とはなにか」についてのお話しをしていただきました。あいまいなイメージを持たれがちな「景観」という分野において、だれにでもわかりやすく理論化された堀先生の講演は常に大好評!全国各地の審議会やアドバイザー等を務められ、日本中を駆け回っている先生です。

より良い景観づくりを進めるためには、そもそも「景観とはなにか」、「よい景観とはなにか」を正しく理解しなければなりません。11回目を迎える今回のセミナーでは、あらためて初心に立ち返り、この基本にして一番重要な部分にスポットをあてることにしました。

写真:第11回景観セミナー写真1

冒頭から、明快な理論に基づきテンポよく説明が進めていく先生のお話しはとても理解しやすく、受講者のみなさんも引き込まれていきます。

事例写真(景観)を比較し、どちらが良い景観と感じるか(行ってみたいと感じるか)、挙手によるアンケートを取ります。すると、ほぼすべての来場者の評価が一致する結果となりました。評価が一致したということは「景観の評価は人によって変わらない」ということになります。では、私たちは何を評価して「よい景観」と感じたのでしょうか。それは、見た人が「自分を誘っていると感じるかどうか」だったのです。たとえ、歴史的な名建築であっても見た人が「自分を誘っている」と感じなければ、それは「よい景観」ではないのです。ここで、多くの方が抱いている「デザイン性の高い建物=よい景観」というような誤解が解かれたのではないでしょうか。

写真:第11回景観セミナー写真2

本セミナーを通じて、人がどのような景観を評価するのか、「景観はセンスではなく理論」であり、その理論を学ぶことで誰でもよい景観をつくることができる、ということを先生に教えていただきました。これを機に、景観に関心をもつ人が増え、より多くの景観づくりにつながることを期待したいと思います。

長期にわたり、先生がまちづくりのアドバイザーを務める山形県の銀山温泉が、近年非常に人気の温泉街として名をはせているように、立川市も景観づくりをひとつのツールとして、ますます多くの来街者でにぎわいのあるまちになると良いですね。

今回も100名という大勢の方にご参加いただきありがとうございました。おかげさまで多くの方からご好評をいただくことができました。いただいた感想については、第11回景観セミナー主な感想をご覧ください。

今後も継続的にセミナーを開催してまいりますので、今回参加された方もされなかった方も、ぜひ次回ご参加ください。

なお、セミナーの会場において、昨年第7小学校にて実施した景観学校教育の模様や、使用した模型なども展示し、こちらも好評いただきました。

写真:セミナーの会場に展示されている品

関連リンク

過去の景観セミナー

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