【市指定有形文化財】普濟寺梵鐘
- 所在
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柴崎町 普濟寺蔵
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指定年月日
- 令和6年3月25日
1口。総高124cm、径70cm。江戸時代、元禄四年(1691)。普濟寺所蔵。
市内に現存する最古の鋳造年銘が刻まれた梵鐘で、旧谷保村(現国立市)の鋳物師関氏によって鋳造された銅鐘です。
鐘銘には、天正期の寺院焼失から江戸時代元禄期までに諸堂を復興するまでの経過とともに、発願した住職並びに賛助者、旧柴崎村の檀徒など、功績者が記されています。
旧柴崎村の東に隣接する旧谷保村には、関氏のほか三家が鋳物業を営み、江戸時代中期以降鋳造品を量産しますが、関氏の遺品の中で最古のものと考えられています。
鳴音に秀で、除夜の撞鐘では遠くに達することで親しまれてきましたが、鐘楼の建替えにより取り外されました。市内最古の梵鐘として貴重であるとともに、銘文の内容は地域史としても価値の高い資料です。
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